20231129_アメリカの太平洋進出から日露戦争までの外交を学び考えたこと_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想53
はじめに
こんにちは、Keiです。
今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。
参考書
この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。
内容と感想
前回の記事では"砲艦外交"までの部分を読んで感じた事を書きました。
今回の記事では"満州争奪戦"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。
内容
アメリカはフィリピン、グァムを併合後、中国への進出を見据えていった。しかし中国への支配は既に列強5か国によって進められていた。
モンロー教書により建前では中立主義を掲げていたため、"特定の地域の利権は、誰にでも平等に与えられるべき"という門戸解放宣言を発した。美辞麗句であるが、"アメリカにも中国の利権を与えるべき"という内容だった。
1900年に中国で起きた義和団の乱は8ヵ国共同出兵により鎮圧されたが、ロシア軍が満州から撤兵しない状況になった。ロシアが満州、朝鮮へと南下してくると国家存亡の危機となる日本、ロシアを陸に留めておきたいイギリスとアメリカという構図となった。アメリカは日本への不平等条約(治外法権)を撤廃し、日露戦争の仲介を行う事で援護することにした。
感想
アメリカの太平洋進出から日露戦争までの動きを学ぶことができ、勉強になりました。歴史を学ぶことで、どんなに美辞麗句を並べていても自国の利益のために動いているという事が見えてくると思います。悲しい事ではありますが、"平等"や"中立"という言葉も自分たちにとって都合の良い時に使われているということが見えてくると思います。言葉や文章として表れたものをそのまま鵜呑みにしてしまうのは問題だと思いました。
言葉を鵜呑みにしないということは国だけでなく、人を見る時にも重要なことだと思います。綺麗ごとを言うことはどんな人でもできると思います。美辞麗句に言い換えることが異常に上手い人というのも存在すると思います。本心から思っていることは行動にも表れてくるものだと思います。言葉だけでなく行動にも注目し、相手の人間性を見極めることができる人に成れると良いと思いました。
日露戦争前の外交から、危機が同じ相手と関係を強めることの有効性を学ぶことができると思います。様々なプレイヤーの立場で不満や利権を考え、共通する部分を探し出すことができると、より多くのプレイヤーと良い関係を築くことができるのだと思います。一人や1つの国の力でできる事は限られると思うので、このような力を伸ばしながら自分にとっても相手にとっても良い関係を築くことができると良いと思いました。
最後に
どんなに綺麗な言葉でもその言葉を鵜呑みにしてしまうのは問題だと思います。言葉だけでなく行動にも注目し、本心や意図を見極めることができるようになれると良いと思います。深く考える力をつけながら言葉に流されない人を目指せると良いと思いました。
表面的な言葉に流されないように意識し、自分の価値観で物事を判断できるように日々を過ごしていきましょう!
どなたかの参考になれば幸いです。
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