20231207_中東での混乱について学び考えたこと_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想61
はじめに
こんにちは、Keiです。
今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。
参考書
この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。
内容と感想
前回の記事では"再び「強いアメリカ」を目指す"までの部分を読んで感じた事を書きました。
今回の記事では"Pax Americana の終焉"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。
内容
アメリカはイラン・イラク戦争ではイラクを支援。イラクが力をつけすぎたので今度はそのイラクを叩くことにした(湾岸戦争)。中東を混乱させた結果、アメリカを恨むアルカーイダを育てることになった。
アメリカはテロへの対応として報復戦争をしかけることにした。アフガニスタン侵攻やイラク戦争はこのような流れで起こっていった。結局アメリカは帝国主義的な政策を続けてしまった。
感想
現在の中東の混乱は"アメリカが利害のために介入した結果、もたらされたもの"だと知ることができました。中東はアメリカが制御できる範囲を超えていたのだと思います。自身が制御できる範囲を見誤り、制御しようとした結果その反動が返ってきたのだと思います。"自分の手に負える範囲を見極めて生きるべき"という教えは様々あると思いますが、本当に大事なことだと思いました。
大国になればなるほど、見るべき範囲も広がり対処すべきことが増えてしまうと思います。それも国内問題を後回しにした結果の肥大化だったので、ますます対処しきれないものになってしまうと思います。自国を収めることすらできてない状態で外に目を向けると、このような結果に繋がるという点は忘れずに生きていくべきだと思いました。
個人として生きていく際も、自分、自分の最も身近な人、その次に身近な人、というように徐々に意識を広げていけると良いと思います。自分の事だけを考えてしまうのは問題ですが、自分を完全に後回しにして生きるのも問題だと思います。順番やバランスというのは意識して生きていけると良いと思いました。
アメリカは結局、帝国主義的なやり方から抜けることが出来ていないという点も勉強になりました。育った環境に合わせながら考え方なども作られていくので、この部分は仕方が無い部分もあると思います。完全に亡びる前に気づき、修正する能力は常に求められると思います。個人としても時代遅れの考え方に捉われた人にならないように注意して生きていけると良いと思いました。
最後に
自身が制御できる範囲を超えて制御を試みてしまうとその報いを受けるというのは良くあることだと思います。自身の力が大きくなればなるほど過信してしまうものだと思うので、自身の力を常に疑いながら謙虚に生きていけると良いと思いました。対処の順番やバランスも意識することで幸福度も上がると思いました。
順番やバランスを意識して自身の力を適切に活用する事で、満足度の高い人生にしていきましょう!
どなたかの参考になれば幸いです。
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