20231013_表面と中身の繁栄について考えたこと_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想7
はじめに
こんにちは、Keiです。
今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。
参考書
この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。
内容と感想
前回の記事では"マタイの法則の拡大"の部分を読んで感じた事を書いきました。
今回の記事では"地中海統一の達成"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。
内容
平民が没落した事により市民軍を構成する事が困難となった。結果、傭兵軍団を創設することになった。傭兵軍団を維持するために莫大な資金が必要となり、財源確保のために常に戦争をし続けることになった。結果的に地中海を統一することになったが、国内の格差拡大という根本的な問題を解決していなかったため、共和政は崩壊することとなった。
感想
地中海統一という一見すると国が栄えた結果、達成されたように見えるものでも、中身を見てみると国が滅びに向かっていく中での対抗手段によって達成されたものと知り、勉強になりました。領地やシェアが広がっているものを見ると表面的には繫栄しているように見えますが、中身まで見る必要があるという点を学ぶことができました。
傭兵軍維持に関する問題は、国を守るために作成した軍隊が経済を圧迫し、国を衰退に向かわせるということが分かる良い例だと思いました。ローマ共和制の傭兵軍の例のように"守ろうとして行ったことが破滅に向かわせる"や"破滅への対処が領地を広げる"というようなジレンマや矛盾は純粋に面白いと感じました。自分の行っていることが本当に目的に沿っているのか、を意識して過ごすべきだと思いました。
元々の問題が、国内の格差拡大だったため、この問題を解決しなければ、本質的な繁栄への道は途絶えてしまうということだと思います。根本的な問題から目を背け表面的な問題への対処を続けることで、本来生じることがない矛盾が発生してしまうような気がします。難しい問題ほど後に回したくなるものですが、難しい問題こそ後回しにせずに解決のために向き合うことが必要だと思いました。
最後に
根本的な問題を後に回し、表面的な問題への対処を優先してしまうことで、本来発生するはずが無かった矛盾が生してしまうと思います。根本的な問題を解決しながら取り組むことで本質的にも発展することができると思います。自分の行っている事が目的に沿っているのかは意識すべきだと思います。難しい問題ほど、根本から解決するために取り組むべきだと思いました。
根本的な問題から目を背けずに取り組むことで、表面でなく中身を成長させ、充実した日々を過ごしていきましょう!
どなたかの参考になれば幸いです。
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