一日一知
金融用語集
往来相場:往来相場は、一定の変動幅の範囲内で価格が上がったり下がったりを何回となく繰り返えす相場をいいます。
マーケット全般で使われる用語で、ある程度の長い期間、価格が上にも下にも大きく動かず、一定の範囲内(レンジ)で小刻みに動いている状態であり、「ボックス相場」や「レンジ相場」とも呼ばれます。
また、この状態を抜け出して、価格がレンジを上回ることを「上放れ」、また下回ることを「下放れ」と言います。
<本用語の使用例>
・前場の日経平均は続伸、方向感欠き往来相場から抜け出せず
・上値は非常に重く、買い一巡後は狭いレンジの往来相場となった
・東京市場は、前日のFOMCの発表
膠着相場:膠着相場は、マーケット全般で使われる用語で、価格が大きく動かない相場をいいます。これは、マーケット(市場)において、1日の値動きの上下幅が小さく、狭いレンジでの取引(売買)が続いている状態を指します。
一般に膠着相場は、多くの投資家(市場参加者)に迷いがある時に生じ、市場が注目する大きなイベントや突発的な事象が起こるまで続くことが多いです。
<本用語の使用例>
・日米ともに金融政策の変更がない空白期間に入って来たこともあり、金融市場は膠着相場になってきた
・このような低ボラティリティの膠着相場が数カ月も続くことはないだろう