一日一知 話を聞いてもらうコツ

話を聞いてもらうコツ

「端簡力」

こちらが伝えたいことを話すのではなく、相手が知りたいことを話す。
ということ。
ビジネスシーンの提案や、説明をする場合、「誰にどんなことを知りたいのか」「求められていることが何か」ということを踏まえて、その要素にフォーカスして的確に伝えるべき。
ポイントは、「センテンスを短くすること」論理に矛盾が生じないように構えたり、説明不足に恐れようとする思いが、先走ったりすると、先天つが長くなりがち。

コツ① 短く小気味よく 「端簡正」という話し方

(1)結論は短く最初に伝える


「これから提案する方法で、広告宣伝費が30%削減できるだけでなく、リピート客の獲得も容易になりやすい」
⇒「なぜ?」「本当に?」と尋ねたくなる
⇒理由や仕組みがはっきり示されていないから
印象的なワンフレーズ的な表現で聴き手の興味を引いて、詳しい説明は順を追ってしていけばよい

(2)質問者に質問する


例「君の提案にある○○は会社のイメージに合わないのではないか?」
⇒「○○さんのおっしゃる会社のイメージはどのようなものですか?みんなでイメージを共有したいので、例を挙げてお示しいただけないでしょうか」
⇒十分な根拠がない私見が本人の言葉からあぶりだされる。
「同様の提案が以前あり、2015年にも実践したが効果がなかった」
提案に説得力や明確が見えないようになる。
早い段階で懸念が聞こえることにもつながる。

(3)大切なことは繰り返す

自分の提案で説明が一番重要だと思おうことは、繰り返し相手に印象付ける。数字や名称など、間違った認識を持っていないようにする。
常に聴き手の立場になる。「聴き手の心の声」に届く物言いである。



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