一日一知
金融用語集
ポジショントレード:ポジショントレードは、数週間から数カ月程度の短期保有を前提としたポジションを作り、収益(実現益)を適宜上げていく投資手法をいいます。
主に株式投資と外貨投資(FX)で使われる用語で、それぞれで意味が異なりますが、その位置づけとして、1日で売買を完結させる「デイトレード」や数日から数週間で売買を完結させる「スイングトレード」よりも期間が長く、一方で1年超の長期保有を前提とした「長期投資」よりも期間が短くなっています。
一般にポジショントレードは、ある程度のスパン(期間)で投資を行って収益を上げるスタイルなので、短期的な値動きよりも相場観や投資対象(銘柄)の見極めが重要になり、うまくいった場合は、スイングトレードよりも利幅は大きくなります。また、情報収集や銘柄分析は必須ですが、日々の手間は然程かからないため、普段仕事をしている方も隙間時間に行うことができます。
●株式のポジショントレード
現物取引でもできるが、買い建てと売り建ての両方が可能な信用取引の方が利便性が高く、資金効率も高い。通常、数銘柄に分散して銘柄を保有するというスタンスで望み、適宜、収益(実現益)を出しながら、銘柄の入れ替えを行なっていく(時には損切りも必要)。また、投資判断面では、テクニカル分析とファンダメンタル分析の両方を活用する。
●FXのポジショントレード
新規で通貨ペアのポジションを持ってから、数週間や数カ月の期間でポジションを保有し、大きなリターンやスワップポイントを狙うトレードスタイル(大きなトレンドの場合は、数年単位もあり)。基本的には、トレンドを見つけ、その方向にフォローしていく投資手法であり、常にチャートに張り付く必要がないため、ゆったりと取引ができる。