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「大衆理容」が大好きだという話

ちょっと、過去記事を載せておきます。


久々の散髪に行った

以前書いた話なんですが、実は1年以上ぶりくらいに散髪屋に行きました。
「1年以上ぶり」というのは、少なくとも、コロナ禍に入ってずっと自分でバリカンかけていて、一度も散髪屋に行くことがありませんでした。坊主(剃った頭ではなく、バリカンで刈った頭です)ですので、それが簡単だったりします。
それ以前はいつ行ったか、もはや覚えていません。

元々、たまに襟足を整えるため、ときどきは行ってたんですが、退職して宮崎に帰省してからコロナ禍になり、何か散髪屋で感染の事例もあったので、何となく行く機会を失っていました。

ただ、法要が近く、ちょっとたまには散髪屋で襟足とか綺麗にしてもらうか、という感じで散髪屋に行く気分になりました。

「大衆理容」チェーン

私には、小さい頃から行きつけにしている宮崎の散髪屋チェーンがあります。

その名も「大衆理容」
名前と画像見たまんまの、コスパ重視のお店です。

ですが、最近増えたカットして掃除機で吸うような千円カットとは違います。
いわゆる旧来型の床屋さんです。

店内に入ると、昭和歌謡がガンガン流れていますが、気にせずに券売機に行きます。

私のお決まりは、「丸刈り顔剃りシャンプー 1400円」です。それを買うと、まだお財布もしまっていないのにすぐに案内されます。

千円カットは待つことも多いのですが、この大衆理容で待つことはよほど混んでいるときじゃないとありません。
でも、いつも子どもとかの連れを待っているおじさんがソファでゆったりしているイメージがあります。

ライン体制

なぜあまり混んでいないのか、それは、古き良き、いわゆるガチな流れ作業、ライン生産?体制にあります。

▶まず、カットのおじさん(おばちゃんのときもある)が「何mmにします?」と聞いてきます。
そのときの伸び具合にもよりますが、今日は3mmをチョイス。
手際良く、使い込まれたバリカンでカットしてくれます。特に雑談もなく黙々と。昔からです。

▶それが終わると、次は顔剃りのおばちゃんが来ます。
アゴとかを手でガッと触りながら、多分肉しかなくなるまで剃り続けます。たまに受けると本当にすっきりします。

▶最後、シャンプーのおばちゃんが来ます。これもどの店でも基本おばちゃんです。
前かがみ方式でガシガシ洗って「かゆいところないですか?」までやってくれます。

最後に頭を拭いたりしたとき、顔剃りのおばちゃんに対して「ちょっと際剃り甘いところあるよ」的なことを言ってやり直させてました。抜け目ない。
最後、簡単にマッサージしたりして、終わります。

全体的に非常にテキパキして、私のような、「とりあえずボーズで!」という人間には何の申し分もない店です。

コロナ禍で

小さい頃から、本当に好きなお店なんですが、経営は苦しそうです。

私はチェーン全体が好きなので、何店舗かそのときの気分で行っていたのですが、コロナ禍になって、そのうちの2店舗が閉店しました。

オシャレ女子やオシャレ男子が行くような店ではないので、いわゆる地元系の雑誌とかサイトとかに情報が上がっていることもありません。立派な地域資源なので上げてほしいけど、まあそれはないでしょう。

だからこそ、ときどき行って支援しないと、いざというときの自分の居場所がなくなってしまう。今日はそんなことを思いました。

みんなに知ってほしくて、ちょっと書いてみました。


森下 恵王 合掌
―――――――
身延山宮崎別院 立正寺 副住職
宮崎県宮崎市末広1-6-1
℡0985-27-1121

立正寺の各種情報
Lit Link
https://lit.link/risshoji

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