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【慶應幼稚舎・横浜初等部/新年長「お尋ね」対策】体験学習、イルカ触らせようとしていませんか!?

私たちは数年前に小学校受験を経験した、一般的なサラリーマン家庭です。幸運にも、子供は幼稚舎と初等部の両方に合格し、現在はそのうちの1校に毎日楽しそうに通っています。特に慶應義塾に縁故があったわけではなく、幼児教室でも必要最低限の講座のみを受講し、願書講座や添削サービスは利用しませんでした。その一方で、ビジネスの考え方を活かし、夫婦で合格に必要なことを目的から逆算して徹底的に考え抜き、実践してきました。私たちも受験の際には多くの先輩方に助けていただいた経験があり、今度は私たちが少しでも役に立てればとの思いで、経験を発信しています。

この記事で伝えたいこと

この記事では、幼稚舎・横浜初等部に限らず小学校受験で大切と言われている体験学習について、どんなことをやらせると幼稚舎・横浜初等部への合格に近づくのか、そのヒントを記載しています。我々が受験当時、同じく受験をしていた同級生の親複数人から「沖縄のイルカが触れるホテルでイルカと接する体験をさせた」などの話を聞き、「本当に意味あるのか?」と大量のクエスチョンマークが頭をよぎっていました。そして、我々はそうした王道の「体験学習」とは全く別の道を歩みましたが、後から振り返ってみると大正解だと思っています。断言できるのは、何の考えもなく「イルカを触らせる」体験は、幼稚舎・横浜初等部の合格に向けてはほぼ役にたたないと思います。不安を煽られ高額な体験学習に大金をはたくのは勿体無いですし、何より1年間という限られた「時間」は取り返せませんので、皆様がそうした事態を少しでも回避できるよう、この記事を書きました。

この記事の構成
この記事は以下の構成で記載しています。初めに申し上げておきますと、「○○をやらせると合格できます」といった具体的なテーマは明示していません。というよりそんなものはありませんし、逆にいうとどんな体験内容でも記載している観点を意識して実施いただければ幼稚舎・横浜初等部の合格に意味があるものにできる、というポイントを記載させていただいています。
・そもそも体験学習は何のためにやるのか
・やるべき体験学習の答えは福沢諭吉の書物に書いてある
・どんな体験学習をさせるのが良いか
・願書も見据えた体験の積み重ねを

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