12/26 有馬記念

12/26 中山11R 有馬記念(G1)
◎6ウインキートス
○9ステラヴェローチェ
▲5ディープボンド
△△11アリストテレス
△7,14,3,1,10

今年の有馬記念はウインキートスで夢を見ます。今年、特に下半期からこの秋はウインキートスの年になるとずっと言い続けましたが、それが願望ではなく現実になるのが今日だと思います。札幌記念やエリザベス女王杯は残念な結果に終わり、現状G1では敷居が高いような印象の内容になってしまいましたが、この馬は中山コースだったらガラリと一変する。特に中山の2200や2500のスタミナが問われるコースでなら、ハッキリ言ってG1級だと思います。3角でラチにぶつけられた日経賞以外で中山2200,2500では一切連を外しておらず、今回実績のある強い馬が出てきますが、それは有馬記念コースでの実績のものではないので、この条件に限っては全くのフラットな立場で勝負することができます。
率直に言って昨年の有馬記念は全くレベルが高くなく、途中でバテなかったり騎乗ミスが少なかったりした馬が上位に来たという、言わば減点法のようなレースでした。
そして3歳馬の強さが今年トレンドになっておりますが、それも主にマイル以下の短距離界で目立つだけで、中長距離、特に2000を超えるカテゴリーでは例年通りの構図になっています。
最も中山2500というコースで適性を持つのが言うまでもなくウインキートスでありますので、自分の土俵の下ではいくら相手が実績を持っていようが一切譲らない、そういった強気の競馬を期待しています。
相手筆頭がステラヴェローチェ。安定感で言えばこの馬が一番高いような気がします。皐月賞3着、ダービー3着、菊花賞4着とクラシック全てで安定感を発揮し、基準はクリア。皐月賞の立ち振舞いからみても中山は一切問題ないのですが、距離的に2500はギリギリのように見えます。
もう1頭高い評価にしたいのがディープボンド。春天を1番人気で2着に来るなど、今年上半期では中長距離の核となるような存在でした。その実績からここでは勝ってもおかしくないように思えますが、懸念部分が2点。一つは凱旋門賞帰り、もう一つは3000を超える長距離であまりにも強い内容を見せ続けているので中身が完全なステイヤーになっていること。もしそれが本当だとしたら、この有馬記念では少し良くないかもしれません。

今年の有馬記念の予想を総括すると、キーワードはゴールドシップです。有馬記念を3歳で制覇し、それから現役時代4年全て連続出走したゴールドシップですが、ウインキートスはそのゴールドシップ産駒で有馬に出走する第1号の子。ステラヴェローチェは皐月賞ではゴールドシップと同じようにイン突きをして好走。ただ勝ちきれていない限り、劣化版ゴールドシップと形容するのがふさわしいか。
今回の予想の◎○はゴールドシップに深く関わるものとなりました。2010年代前半の競馬界の中心にいたゴールドシップの存在を想起させるような決着になることを今年を有馬記念では期待します。

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