4/17 皐月賞

4/17 中山11R 皐月賞(G1)
◎16デシエルト
○4キラーアビリティ
▲15ラーグルフ
△△12ドウデュース
△2,11,7,10,14

ローテが多様化し、前走がバラバラで直接対決が少なく、力関係がハッキリ見えない今年の皐月賞。その分どの切り口から入れる余地を残しており、レース前時点では何が正解なのか全くわからない。その中でいろいろな可能性を残しているが、私は少なくとも芝路線では底を見せてない馬が1頭いることに着目し、その馬が怪物級である可能性を取ります。よって◎はデシエルト。ダートを2戦使ってからの前走が初芝という部分には不安しかありませんが、その若葉Sの勝ち方があまりにも強い。時計も稍重ながら0秒2はかなり優秀。若葉S→皐月賞というローテはかなり相性が良く、相手関係はともかくしっかりトライアルを勝ってきたことは評価できます。血統も牝系は言わずもがな超良血で、何故ダートでデビューしたのか不思議に思えるくらい。おそらく種牡馬ドレフォンの特徴がわからず、手探りの状態が続いていることによるものですが、この血に関しては未知の部分が多いからこそ、代表産駒であるデシエルトの可能性に懸けてみます。現時点では短距離若しくはダート向きという見方が強いですが、もしかしたらクラシックディスタンスを勝つ馬が今後大量に出てくるかもしれない。ポストディープ時代を席巻する種牡馬の可能性が高い分、先物買いでこういう異質の軌跡を踏んだ馬を狙います。
対抗はキラーアビリティ。ホープフルSG1昇格後、直行ローテが新たな必勝パターンになってますが、同一コースで施行される点でこの部分は合理的に説明がつきます。ただ、経験値の部分で浅くなる分、余程強い馬ではないとこのローテは不利に働く可能性があります。キラーアビリティはというと、ホープフルSの内容がかなり優秀であり、ノーザンの1軍級の立場ということもあって直行ローテでも問題なし。適性的には2000くらいが距離の上限で、ダービーでは若干長いので、狙うとしたら今回。
3番手は今回大穴になってしまったラーグルフ。前走弥生賞で狙っていただけに、この人気になったのはたいへん不本意であり、中山を片っ端から使い続けているローテは皐月賞でこそ狙いたい存在。こういうローテは4年前の皐月賞で穴を開けたサンリヴァルとら非常に共通している部分があり、人気が全くないからといって無視は全くできないです。この馬自体は芙蓉Sの勝ち方が相当優秀で、このレースだけ切り取ればメンバー1、2位を争う能力があります。不利を考慮せず馬柱の着順の数字だけで嫌われているのが明らかであり、こういう世間が気づいていない素質馬は問答無用で狙わなければなりません。
4番手はドウデュース。こういう万遍なくこなし、全ての敵性が平均点以上というタイプは評価に困りますが、G1馬であること、前走弥生賞を使っていることは高く評価できます。
以下弥生賞馬のアスクビクターモア、中山向きのオニャンコポン、ローテを評価できるボーンディスウェイまでが高評価。
最後に今回絶対に買いたくない馬が2頭。両方ともローテが全く理に適っていなく、経験値が皆無な分中山適性も無さそう。ダノンベルーガ、イクイノックス。キャリア3戦目でクラシックに挑むというのがあまりにも無謀であり、おそらく4戦目をダービーに持っていくための使い方だと思いますが、4戦目ダービーは昨年シャフリヤールが成功しているので、その点はギリギリ合理的です。そのための叩きの皐月賞という意味合いとでしか考えられず、もうこの2頭に来られたら外厩の調整力を前に諦めるしかありません。

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