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"自己紹介"について

自己紹介でウソをつく癖がある。

悪癖だな、と思いつつ、基本的に自分で自分を褒めないと誰も褒めてくれないような人間なので、そんな自分も愛してる。
よって、いまだに治るわけもない。

例えば、職業。
その場の思い付きで「ブリーダーです」とか「実は・・・転売ヤーなんス」とか言い出してしまう。
そこからはアドリブで適当に乗り切る。
「好きで始めたけど、仕事にすると辛いっスわー」
「実働短いけど、将来考えると死ねますねー」とかなんとか。

性別すら偽ることもある。
こういう人って、同性だったら、異性だったらどんなこと話すんだろう?
というか、「この人、異性相手だと仮面かぶりそうだなー」とか思うと
ついやってしまう(もちろんWeb限定だけど)

年齢なんかいわずもがな。
時に自分は、JKだったり、おっさんだったり、おじいだったり、おばあだったりする。

バレた時に訪れるであろう、真空のような地獄の空気を想像するとゾクゾクする。
そんな自分だけのゲームで、スリルを肴にその場のアルコールを流し込んでいたりする。

コツは、どこかに真実を含ませること。
全部がウソだとリアリティが無いし、何より面白くない。
実は一つ気付かれるとそこから全てが繋がるように、組み上げるとドキドキがずっと続く。

人と接する時間の中で、初対面が一番好きだ。
人との関係性の中で、いちばん新鮮でいちばん期待感と緊張感がある瞬間。
どうせエンディングまでたどり着けるわけがないんだから、オープニングのワクワクがMAXでしょ?とか思っている。

可能な限り、相手の中に自分という人間の痕跡を残したくない。
この世から自分が消えた時、人生で袖触れ合ったすべての人が思い出す人物が全て自分と違ったら良いと思う。

面白くないノンフィクションより、面白いフィクションだと思いません?
ということで、広瀬すずがお送り致します。


おわりー、どうぞよろしく、よろしくどうぞ。



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