絶歌を読んで
酒鬼薔薇事件から25年らしい
以前から興味はあったが読んでいなかったので
この機会に読んでみた。
率直に感想を言えばおもしろかった。
自分もまぁ他者とはかなり違うので
なんというか疎外感とかは共感するところもあったな。
ただやっぱあまり共感できないなぁとも思った。
この本を読んでいなかった理由として
酒鬼薔薇といえば猫殺しから人殺しになったという経緯を知っていたからだ。ともすると人間より猫の命のほうが大事だなと感じるような俺にはあまり合わない人間なんだろうなぁとも思っていたが、そこは案の定といった感じだったな。
けっこう快楽殺人よりの人で。
ただなんとなくわかるのは最初の猫を殺す模写はまぁ長くて詳細なんだけれども。最初の女の子襲う模写はなにひとつなく、逆にトモダチだったらしい年下の男の子の模写はすごく長い。
なんというかこの生命に対する不平等感はなんとなくわかるけどね。
まあ結局殺してるのに平等も不平等もないだろってのはあるんだけど。
個人的に思う、この事件の原因
ホントくだらない個人的な推察だが
赤マルが悪いんじゃないかな
いくつからタバコ吸い始めたのか知らないが
わりとタバコの影響じゃねとか思う。
読めば読むほどわりとまっとうなタイプというか実直ではあるというか
そんな感じがするから根っから悪人というわけでもないような
個人的に自分は根っから悪人方面だと思ってるからかもしれないが
また芸術に対する感覚とか素養は間違いなくあったっぽいから残念といえば残念だな。漫画とか描けそうしらんけど。
子供殺す系の話としてよく思うことは
子供殺す=普通より悪い
みたいな感じなくせに堕胎は当たり前にまかり通ってるのはなんというかすごいよなぁ。
親自ら子供を、しかもそこらにいる子供よりか弱い子供を殺してなんのお咎めもないってんだから。冷静に考えたらやばくねとか思うんだけどなぁ。
ただの細胞とかいうなら、いやべつに俺もお前らもただの細胞の集まりだろとしか思われないし。
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