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あたりまえはみんな違って「当たり前」@親子喧嘩を見て思う
ビジネスの現場は、
いつも誰かと仕事します。
だから、相手の「当たり前」を知ること。
本当に大事。。。
そして、そもそも、
あたりまえはみんな違うという「当たり前」を
しっかり捉えて行動していきたい。
1. ふと気づく「あたりまえ」の違い
(クリニックでの親子の例)
先日、皮膚科のクリニックで、
こんな親子を見かけました。
中学生のお子さんがひとりで診察してもらって、
診察後に親父さんと合流した流れ。
中学生のお子さんの当たり前
「今日は顔の肌荒れを診てもらうために来た。
だから、それ以外の話はしななかった。」親父さんの当たり前
「えっ、顔だけしか診察してもらってないの?
手の肌荒れも一緒に相談すればよかったのに」
しばらく、
いい感じに言い争ってました(笑
似てような経験、
あなたもありますでしょうか。
なんで、
このようなことが起こるのでしょうか。
2. 経験や優先順位の違い
(当たり前の背景)
なぜ「当たり前」は
人によって異なるのでしょうか。
ぼくは最大限シンプル化すると、
やっぱり、
これまでの成功・失敗体験
この経験・体験価値が、
いちばん影響しているのかなと思ってます。
「これが普通」「これはやらなくて当然」という認識。
さらには自己決定したものは、
そんなに簡単に覆せません。
それぞれが過去の体験・経験を通じて、
一番大事にしたいポイントが違うのです。
3. ビジネスでもよくある
「当たり前」のすれ違い
実はこの「当たり前」問題、
職場でも頻繁に起こりますね。
たとえば・・・
Aさんの当たり前
「スケジュールがズレないように、
残業してでも終わらせるのが当然でしょ?」Bさんの当たり前
「スケジュールがズレたら、
まず上司や関係者に報告して、
再調整を相談するのが当然でしょ?」
どちらも悪いわけではなく、
Aさんは
「スケジュールという約束を死守する」ことを
何より大事にしており、
Bさんは
「無理を重ねるよりも、
早めに報連相してより良い方法を探す」
ことが賢明だと思っているのです。
それぞれの思いは理解できるが、
ぶつかったときに
「なんで自分のやり方を分かってくれないの?」
と感じる。
さきほどの親子のプチケンカと、
似ているような。
親と子で比喩するのは若干ちがうけど・・・(笑
4. 押し付け合うのではなく、
お互いをちょっと尊重する
ビジネスの現場では、
成果を出すことが第一ですが、
「当たり前」の認識の違いが原因で、
コミュニケーションが滞ったり、
組織の生産性が落ちたりすることもしばしば。
いや、相当多いですよね。
むしろこれが当たり前(笑
そこで大切なのは、
相手の背景や意図を確認し合うことです。
なぜ手の肌荒れも聞いてほしいの?(親御さんの理由)
なぜ顔だけに絞りたいの?(お子さんの理由)
なぜ残業してでも守りたいの?(Aさんの理由)
なぜ報告とスケジュール再調整が最初に来るの?(Bさんの理由)
一見遠回りに思えるかもしれませんが、
相手が何を大事にしているかを知ると、
意外な利点や自分に足りない視点が、
見えてくることもあります。
この時間、ほんとうに大事なんですけど、
忙しいときは、
忙殺されてスキップしてしまうんですよね・・・
それでも、
重要なポイントして
どうにかこうにか。
(それがむずかしいんですけど。
実施していくべきだと思ってます。
5. みんなの「当たり前」が
違うからこそ、新しい発見が生まれる
最後に改めて、
「あたりまてはみんな違って当たり前」
という視点からまとめます。
相手が何を大事にしているか、
まずは尋ねてみる
ぼくとしては、
初対面に近ければ近いほど使いやすい
キラーメッセージが以下です。
「ぜひ、インタビューさせてください!」
どんな背景があって、
なぜその方法を大事だと思っているのかを
理解しようとする姿勢。
ビジネスでも大きな力になります。
ぜひ職場でも日常の会話でも、
相手の「当たり前」に知る努力していきましょう。
わたしも日々 取り組みます。
それだけで意外な発見があったり、
思わぬアイデアが生まれたりするかもしれません。