フェスツアーズをローグライクゲーム風に改造してみた①
はじめまして
シャニP歴3年のけーまです。
シャニマス6周年企画としてnoteでの投稿を募集するコンテストが開かれることを知り、このたび初めての投稿となりました。
記事は前半と後半にわける予定です。
よろしくお願いします。
さっそくですが皆さん、
フェスツアーズ楽しんでますか?
こんなことを尋ねると
「え、フェスツアーズ? あれって長くて面倒なんだよねぇ……」
「前は衣装チケットがあったから140まで進めてたけど、いまは報酬のSRだけ取って放置してるわ」
などといった声が聞こえてきそうです。
というのも、フェスツアーズは全240ステージと長丁場でありながら「LP編」のアビリティやメンダメ対策が必要とされるため、各種イベントのなかでも特にとっつきにくい印象を持っている方も多いのではないでしょうか。(普段からグレフェスで遊んでいる人ならプレイを進めるうちに攻略の糸口がつかめたりもしますが、そもそもグレフェスユーザー自体がそんなに多くないですしね……)
かくいう私も初めて開催されたときは「なんだか難しそう」と尻込みしてしまい、参加を見送っていました。
そんななか実装されたのがこちら
風野灯織のドレスアップパルファム衣装です。
この衣装がどうしても欲しくてネットで攻略記事を漁り、どうにかこうにか140ステージまで辿り着いたことを今でもよく覚えています。
その後も挑戦を重ね、トワコレ真乃をお迎えしたのを機に初制覇。
以降はフェスツアーズが開催されるたびに登頂を続けています。
長くて面倒だと思われがちなフェスツアーズですが、私にとっては成長を実感させてくれたイベントであり、また普段は日の目を見ることの少ない「メンタル回復」や「メンダメcut」系のスキルを駆使する楽しさを教えてくれた、思い出深いイベントでもあります。
そんなフェスツアーズですが……
さすがに変わり映えしなさすぎじゃね!?
2021年の秋に登場して以来、かれこれ11回目(2024年4月現在)を数えるフェスツアーズですが、遊びやすくなるような改善は施されても、真新しい要素の追加はほとんど無いまま現在に至ります。
しかもマッチライブの登場により、なぜか報酬は半減。目玉だったドレスアップパルファムの交換チケットもマッチライブの景品となり、さらには「はづきさんシール」の枚数も激減してしまいました。
これでは報酬SR目当てに最初だけ進めて、あとは放置。
なんて人が増えるのも当然です。
というわけで!
この機会にもっと多くの人にフェスツアーズを楽しんでもらえるような改善案をなるべくポジティブに、たくさん提案していきたいと思います。
この想い、高山さんに届け!
フェスツアーズはローグライクゲームに似ている
そもそもフェスツアーズとはどんなイベントなのでしょうか。
思い当たる点をいくつか列挙してみると
240ステージと長丁場
ストーリーよりもライブを重視
ライブ後に得られるポイントでアイドルを強化できる
ライブごとにアイドルたちが体力を消費する
ランダムに配置されたパネルの上を進んでいく
エリアをクリアした後に得られるボーナスはランダム
エクストリームライブのクリアボーナスもランダム
上記に加えてイベントパネルの内容もランダムなので、とにかく運要素が強いことが特徴の一つといえそうです。
また各アイドルに体力が設定されていることも、他のイベントと大きく違う点です。体力が少ない状態でライブを迎えると基礎ステータスの低下やメンタルダメージが増加するなどのデメリットが生じるため、体力管理が重要となります。
で、これらの要素って実はほとんどがローグライクゲームと共通しているんですね。「ローグライクゲーム風に改造してみた」なんて大それたタイトルを付けていますが、もともと似ているゲームなんです。おそらく運営も開発にあたって参考にしたのではないでしょうか。
このジャンルの代表作といえば「風来のシレン」や「トルネコの大冒険」がお馴染みですね。ローグライクゲームに明確な定義はありませんが「次々と現れる敵を倒し、獲得した戦利品をもとにユニットを強化。そして更なる強敵へと挑戦を繰り返す、単純明快ながらも魅力的なシステム(ハック&スラッシュ)」と、「探索と発見を繰り返しながら未開の地を冒険するワクワク感」、そして「限られたリソース(食料やポーション)を管理し、その用途を考える楽しさ」の三つの要素を含んだものが基本だと思われます。
……で、肝心のフェスツアーズですが、これらの要素を含んではいるものの再現が中途半端なせいで面白さに繋がっていないのが一番の問題なのかなと。
面白くなる要素はあるのに、そうはなっていない。
なんだかもったいないですよね。
というわけで、勝手ながらフェスツアーズをよりローグライクゲーム風に改造するためのアイデアを提案してみたいと思います。
提案その1 もっとライブを面白く
なぜ人はハック&スラッシュにハマるのか。それは敵を倒すことで目に見えて強くなれるからです。経験値やアイテムを得ることで強くなり、更なる強敵に挑むことでより豪華な報酬をゲットする。敵を倒せば倒すほど強くなるのが実感できるからやめられない。そうして戦闘と強化を繰り返しながら、戦利品を見てニヤニヤするまでがセットです。
つまり
「戦闘」→「報酬」→「強化」→「戦闘」→……
というサイクルが成り立つから面白いわけですね。
これをフェスツアーズに置き換えると
「ライブ」→「報酬」→「強化」→「ライブ」→……
となるわけです。
で、このサイクルを見てもらうとわかるのですが、どれだけライブを用意したところで「報酬」と「強化」に魅力が無いのでは、面白いと感じられるはずがないのです
ちなみにここでいう報酬と強化とは、どちらもアドバンテージのことです。シャニマスはソシャゲなのでミッション達成報酬を豪華なものにすることも大切なのですが、それはひとまず横に置いておいて、ここではアドバンテージについて考えていきたいと思います。
アドバンテージに必殺技を
あらためてアドバンテージの役割を見ていきます。
現状だと得られる効果は「オート時のPerfect率上昇」や「アイテムスロットの増加」といった地味なものばかり。なにより、アドバンテージの解放によって新たにできることが増えないので面白味に欠けています。
一口に強化といっても、ただステータスが上がるだけでは面白くならないんですよね。技や手持ちのアイテムが増えることで選択肢が広がるから、いろいろと試したくなる。だから戦闘が面白いと感じる。これこそ繰り返し戦闘を楽しめる秘訣なのです。
もちろんシャニマスはプロデュースが中心のゲームなので、フェスツアーズにおいても「あくまでもアイドルの強化はプロデュースで」というのが基本方針だったのかも。
ですが、フェスツアーズ内で強化や試行錯誤ができないのであれば、240もステージを用意する意味が無くなってしまいます。もっとアドバンテージの獲得によってでできることを増やしたほうが、フェスツアーズは面白くなるのではないでしょうか。
例えばアドバンテージの解放によって強力な全体アピールが可能になるぐらいのお楽しみ要素は欲しいですね。いわゆる必殺技の獲得です。そのぶんポイントは高くつくでしょうが、それぐらいの強化が無いとライブパネルを積極的に選ぶ理由にはなりません。他にもリザレクションやリアクション回避といった珍しいスキルが使えるようになると嬉しいですね。
いくつか例をあげてみます。
①全体4倍アピール
②興味操作系のアピール
③指定のライブスキルにデュエット効果を追加
④ライブスキル交換数の上限+1
⑤パッシブスキル枠の上限+1
⑥ライブ開始時に「回避時vo50%UP」のステータス効果を獲得
⑦リンクアピール時にライフが回復(回復量は「5%×リンクアピールに関わった人数」)
⑧vo,da,vi 消去時にライフが回復(回復量は消去されたステータス効果一つにつき5%)
⑨ライブスキル生成付き単体4倍アピール(交換上限+1)
【生成スキル:全体5倍アピール】
全体的にやりすぎな気もしますが、フェスツアーズはあくまでも一人用のコンテンツなので、これぐらい派手でも全然問題ありません。どれだけ強力でもグレフェスには影響を及ぼしませんし、どうせイベントが終わればリセットされるので、それなら強力なアドバンテージを揃えてユーザーに楽しんでもらう方がいいと思うのです。
もちろん、強いアドバンテージの取得条件は相応に厳しくして構いません。例えば⑨であればコメティックのメンバーとのイベントを発生させないとアンロックされないといった制限を設けるなどです。
こうしてアドバンテージの幅が広がれば「デュエットを駆使して2ターン目にリンク付き思い出アピールを放つアルスト」だとか「回避とCHANGEでバフを盛り盛にしてからvi強化アピールを撃つストレイ」みたいな編成も可能になるはず。夢が広がりますね!
ライブパネルの種類を増やす
ローグライクゲームでは物理一辺倒では倒せない難敵も、弱点や行動パターンを見極め、対応することで攻略できるようになります。スキルの使い分けが重要であるとともに、こうした試行錯誤の末に得られる喜びこそ醍醐味の一つと言えます。
このことはフェスツアーズでも当てはまるはず……なのですが、残念なことに現状は「フェスリハーサルを繰り返すだけのイベント」と揶揄されるほど、どのライブパネルを踏んでも変化がありません。敵が色違いのスライムばかりでは面白くないですよね。
そこで、新たなライブパネルを作りたいと思います。
例えばコラボフェスやマスターズフェスのルールが適用されるパネルはどうでしょうか。特にマスターズフェスはグレードでの制限があるため、参加したことのないユーザーからすれば新鮮ですし、マスターズフェスを知ってもらう良い機会にもなりそうです。
またコラボフェスパネルでは、同じエリアを進む別のユーザーと一緒にライブの成功を目指してもらいます。難易度はイベント時と同様に各自で選んでもらう方式を取ります。
これら二つのパネルはあくまでも挑戦という位置づけで、仮にライブに失敗しても体力が減るだけでリタイアには含まれないようにするのがいいと思います。その代わりパネルの出現頻度は少な目に。高難易度の挑戦に成功すると豪華なミッション報酬がもらえるようにします。
ライブのルールが変われば、当然ながら求められるスキルも変わります。コラボフェスならば興味アップ系のスキルや三色アピールが求められるでしょうし、マスターズフェスならば全体アピールや思い出ゲージを増やすスキルが重宝されるでしょう。
社長からの課題
先ほどは新しいパネルを提案しましたが、仮にそれらを用意しなくてもライブに変化をもたらすことはできると思います。
例えばイベントパネルにて発生するものに「社長からの課題イベント」を追加し、「次のライブでトップアピールを二つ以上獲得」というミッションを発生させれば、ユーザーは工夫しながらライブに挑むことになります。同様に「☆を40以上獲得」「すべてのラストアピールを同時に」といった課題を出し、成功を重ねると社長からボーナスがもらえるといった具合です。
これらの課題は、ただクリアするだけなら必要のないスキルが活躍するチャンスになりますし、グレフェスで求められる動きを自然と身に着けてもらうきっかけにもなるでしょう。もしこのアイデアを採用してもらえるなら、課題発生中はオートモードが自動で解除されるように仕様を変更してもらえるとありがたいですね。
報酬についても具体例をあげたいところですが、先に提案したいこともあるので、後半の記事であらためて話題に触れたいと思います。
提案その2 もっとイベントの充実を
シャニマスといえばコミュ!
話題となるためにもイベントコミュの充実は欠かせません。
ところが、現在イベントパネルで発生するコミュの数を調べてみると
なんとその数48種!(wiki調べ)
……少ない!
あまりにも少なすぎる!
コメティックの加入もあって近々50を超えることになるとは思いますが、それでも少ないと言わざるを得ません。ローグライクゲームも未知の発見があるから探索が楽しいのであって、同じ展開が延々と続くようなら、いくらレベル上げが楽しくてもそのうち飽きてしまいます。
「え、そうかな? 48もあったらじゅうぶんじゃない?」と思われた方もいるかもしれませんが、考えてもみてください。
フェスツアーズは全部で240ものステージを進まなくてはなりません。しかもライブをこなすごとに体力を消費することもあって、できる限りライブパネルを避けて進むことになります。
さらに攻略にはアイドルの基礎ステータスを引き上げる「ベースアイテム」なるものを集めることが重要であるため、ユーザーは積極的にイベントパネルを選ぶことが推奨されます。
すると240ステージを進むのに、およそ三分の一に当たる80回はイベントパネルを踏むことになるでしょう。
しかし、イベントの数は48種しかありません。
80回近くはお世話になるのに、48しかイベントが用意されていないってどういうこと!?
しかも真乃や灯織を始めとしたアイドルたちと出会うイベントの多くは一度切り。次にリスタートするまで二度と出会うことはありません。
そのくせシャニPが遅刻するイベントは繰り返し発生するため、終盤になるにつれてテンションは常にダダ下がり。げっそりとした顔で最後のライブに臨むユーザーが続出する事態に。
これはもう明らかにイベントの数が足りていない証拠。ただでさえ作業感の強いイベントなのに、同じコミュばかり見せられて面白いはずがありませんよね。
ということで!
増やしましょう!
コミュ!
具体的には現在の3倍にあたる150は欲しい。
そして開催のたびに新しいコミュが少しずつでも増えるのが理想です。
運営の立場からするとコミュを考えるのは大変かもしれませんが、かれこれ11回も開催しているイベントなのに未だに48種しか用意されていない方が異常だと思います。なのでここは頑張って欲しい。
地方イベント
で、ここでもう一つ提案なのですが、
せっかくなら地方ならではのイベントを用意できませんか?
というのも、現在フェスツアーズでは日本全体を8つのエリアに区切っていますが、そのわりに地域ごとの特色というものが一切見られません。
「さすが北海道は広いなー。智代子とカニ食べたいなー」
なんて思うこともありません。なにせパネルも、背景も、発生するイベントも、どこを選んだところで同じなのですから、どのエリアを進んでいるのか意識することがないのです。恋鐘の出身地が長崎だから九州ブロックの地方ボーナスに選ばれやすい、なんてことも聞いたことがありません。
……さすがにいまから桃〇郎電鉄並みのゲームを期待するのは酷だと思っていますが、例えば各エリアのご当地デビ太郎グッズを集めるみたいなイベントがあってもよくないですか?
他にもシャニPが各地域の隠れ家的お店を見つけて立ち寄るコミュがあっても面白いと思います。この場合、一週目でお店を見つけたあと、二週目でそのお店に誰かを誘う展開があってもいいと思います。例えば北海道エリアを進んでいる最中にカニが食べられるお店を発見しておくと、二週目以降で智代子とカニを食べるイベントが発生する、といった具合です。無駄にクオリティの高い料理のイラストが添えられていると更にいいですね。
こうした特別な条件を満たすことで発生するものは、声優さんにお願いしてショートコミュ仕立てにしてもらえると、尚いいと思います。隠し要素があれば周回する楽しさも増えますし、SNS等で話題にもなる(?)と思うんですよね。
アイテムコレクター
その他、あさひが何の役にも立たないアイテムを拾ってくるみたいなイベントがあってもいいんじゃないでしょうか。その場合アイテムコレクター要素があると更に良し。収集率が表示されるようになれば、アイテム集めのためについつい周回してしまう、なんて人も現れるかもしれません。
せっかく240ステージを巡るなかで全国を三周もするんですから、ライブに直接関係のない楽しみがあってもいいはず。そうした観点からもイベントを考えてみてもらえると嬉しいです。
新しいパネルを実装する
イベントパネル以外にも楽しみを用意するといいかもしれません。
例えばアイドルパネル(仮)なんてものはどうでしょう。
これはパネルの上にSDサイズのミニキャラが乗っているもので、そのパネルに辿り着くと対応するアイドルの親愛度が上がったり、EXスキルがもらえたりといった、嬉しいことが起きるパネルです。
え?
グレフェスやってないからEXスキルなんて興味ない?
……まあぶっちゃけ貰えるものはなんだっていいんです。
そんなことより、パネルの上でぴょこぴょこ跳ねる甘奈や居眠りする甜花ちゃんと出会えたら、それだけテンション上がりませんか? 少なくとも私は見たい!
ぜひご検討のほどお願いします!
提案その3 もっと試行錯誤する楽しさを
ローグライクゲームの要素の一つに「限られた手持ちのなかでやりくりするリソース管理が楽しい」というものがあります。これは試行錯誤の末に困難を乗り越えることができたときのことを想像してもらえればわかりやすいかと思います。
繰り返しになりますが、ローグライクゲームは手持ちのやりくりが楽しいゲームです。ですが、それを参考にしたであろうフェスツアーズでは攻略に行き詰ったとき、試行錯誤のための手段が乏しいという問題があります。
例えばアイドルの体力が少ない場合。
このとき取れる選択肢といえばアドバンテージで体力の上限を上げることぐらいで、それでも苦しいようなら、あとはもうひたすら回復パネルに頼ることとなります。
ですが、上述の通りパネルの配置はランダム。そもそもエリア内に回復パネルが存在しないこともあります。こうなるとイベントパネルで回復してもらえることを祈る、文字通りの運ゲーとなってしまうわけです。
ここで考えたいのが、楽しい運ゲーとは何かということ。
準備とプレイング次第で乗り越えられるものでないと、運ゲーはただの理不尽な要素に成り下がってしまうと思うんですよね。
上で例に挙げた、エリア内に回復パネルが存在しない問題がまさにそうで、どのルートを選んでも体力を回復させられる手段がないのなら、それは運ゲーではなく理不尽でしかない。少なくとも複数の編成を用意できない初心者からすれば、フェスツアーズは初心者お断りのイベントだと思われても仕方ありません。
せっかくローグライク的な要素を盛り込んだイベントなのに、やりくりする楽しみを用意していないというのは、運営自らが面白くなる要素を一つ捨てたようなもの。すごくもったいないことだと思います。
そこで提案。
マップ上で使えるアイテムを導入してみてはいかがでしょうか?
「パネルの再配置」や「ライブマスを一つだけ回復パネルに変更」といったことができるようになれば、やりくり次第で困難も乗り越えられるはず。
もちろん、アイテムを駆使してもクリアできないプレイヤーは存在するでしょう。ですがここで重要なのは「プレイング次第でクリアできたかもしれないな」とユーザーに思ってもらうことです。
ただし、アイテムを過剰に配ることで簡単になりすぎては本末転倒。それはそれで面白さを損ねてしまいます。なのでアイテムの所持上限はあえて厳しめに。そのほうがやりくりする楽しさが生まれるはずです。
ショップとPマニー
アイテムを導入するならショップも欲しいですよね。
ショップを導入するなら新たに通貨を導入する必要もあります。
つまり、求められているのはPのポケットマニー!
略してPマニー!!
……いやまあ、名称はなんでもいいんですけど。
このPマニー(仮)はライブを成功させることで、その成功報酬として事務所から支給されることとします。
そしてショップはイベントマスにてランダムで発生するか、新たにショップマスを導入します。(個人的にはイベントマスで発生するようにしつつ、「お店のビラ」といった特定のアイテムを用意することで、ショップイベントが発生する確率はランダムだけどプレイング次第で確率を高めることができるようにするのがいいかな)
またPマニーはショップで使われるほかにも、前述のお食事イベントといったところでも使われるようにします。
この場合、もしも金欠だと
「冬優子から激辛料理を食べに行こうとお誘いを受けたものの、金欠のせいで泣く泣く断る」
なんて悲しい展開が起きてしまうかもしれません。テンションも下がってしまいそうですね。
そうならないための方法は簡単で、ライブでPマニーを稼げばいいのです。
ショップもただのアイテムを補充するための場所ではなく、例えば前述のご当地デビ太郎グッズが買えるだとか、千雪さんと一緒なら雑貨屋イベントに変わり品揃えも変化する、みたいなお楽しみ要素があると嬉しいですね。
Pマニーが導入されるなら先で話した報酬の幅も広がります。それにリソース管理も「体力」「アイテム」「Pマニー」の三つをバランスよく気を配る必要が出てくるため、これまでより遊びごたえのあるゲームになりそうです。
アイテムパネルとライブアイテムついて
ここまでは新たなアイテムを導入したほうが面白いという方向で話を進めてきましたが、そうなるとアイテムパネルの扱いに少々困りそうです。
というのも、ローグライクゲームにおけるアイテムはここぞの場面で使うものが多く、それゆえ過剰に供給するものではありません。
しかしながら、フェスツアーズでは結構な割合をアイテムパネルが占めています。このパネルを踏むたびにアイテムを配っていると、過剰供給となって面白さを損ねてしまう恐れがありますが、かといってパネルの数を減らしてしまうとライブの回数ばかり増えて困ったことになりそうです。
これまで同様、アイテムパネルからはライブアイテムしか出現しないようにしてもいいのですが、せっかくのアイテムパネルなのに有用なアイテムが手に入らないのでは、それはそれで面白くありません。
そこで一つの解決策として、施設アイテム(仮)を導入してみてはと思います。
これは集めるとライブ会場がより豪華にグレードアップするというもので、「マイク機材」「スポットライト」「大型液晶パネル」のパーツを集めると、それぞれvo、da、viのアピール値に補正がかかるというもの。他にも「紙吹雪」や「火薬」といったパーツを集めることで思い出ゲージや思い出アピールが強化されるようにします。
これらのパーツは各エリアを超えて適用され、強化された施設レベルは二週目以降の全国ツアーでも引き継がれます。
ここまで書くと「基礎ステータスを上げるだけならライブアイテムと何が違うの?」という疑問を抱く方もいるかと思いますが、集めるほど施設レベルが上がる=より多く集めることに意味が生まれるので、余りがちなライブアイテムを配り続けるよりはいいのかなと。
アクシデント
そしてもう一つ、施設という概念を取り入れたことで、ライブにて機材トラブルが発生するようにします。
ローグライクゲームでも予想外のピンチはつきもの。これまではにちかがベースアイテムを奪っていくなどで表現していましたが、アイドルにそういう役回りをさせるのもアレなので、機材トラブルという形でアクシデントを発生させることにします。
例えばアピールフェイズごとに1%の確率で機材のいずれかが故障。施設の恩恵が受けられなくなるだけでなく、vo、da、viにデバフがかかったり、メランコリーといった状態異常を付与されてしまうというものです。
またイベントの一つとして、屋外ステージにて雨に見舞われると機材トラブルの発生率が上昇するようにします。
これだけだと厄介な要素が追加されただけになりますが、更なる追加要素として、トラブルが起きた状態で全てのラストアピールを獲得する「伝説の一瞬」を達成すると、後日に伝説のライブとして特集記事が組まれる隠しイベントが発生といったお楽しみ要素もセットで用意します。このようにすれば一見するとただ厄介なイベントも隠し要素に早変わり。アクシデントも楽しんでもらえるのではないかと思います。
他にも施設レベルと対を成す形でファン満足度を導入。これはそのままプロデュースシナリオ「G.R.A.D.編」のファン満足度を参考にしたもので、各ライブで得た☆の数に応じて、ファン満足度のレベルが上昇。これも施設レベルと同様に、ライブで恩恵を受けられるようにします。
そのうえで、もしもファン満足度が高い状態で機材トラブルに見舞われた場合、発生するデバフをファンの声援が打ち消してくれる……みたいな熱い展開をフェスツアーズにて表現してもらえたらなぁ、なんて妄想してみたり。
エリアボーナスについて
アイテムのついでに、エリアボーナスについても触れたいと思います。
現状は各エリアをクリアした際に得られるボーナスが完全にランダムですが、こちらも特定のアイテム、例えば「イルミネのリストバンド」を身に着けておけばイルミネがボーナスで選ばれやすくなる、といったようにするのがいいと思います。
その上で「エクストリームライブ」のクリアボーナスは他と比べて効果が大きいので、こちらはプレイヤーが望むボーナスが得られるまで何度も繰り返し挑戦できるようにするのがいいかなと。(この場合、ライブで体力を消費しない代わりに、控えの体力は回復しない)
正直なところ、これまでエクストリームライブのミッションのために何度もリスタートを選ばなければならないのは非常に面倒だったので、その辺りも踏まえて改善をお願いしたいところ。現状でもボーナスのためにリセマラ推奨だったので、それなら思い切って仕様を変更して欲しいです。
以上、ローグライクゲームが持つ三つの要素から、フェスツアーズの改善点を提案してみました。
ただ、まだ提案したいことがあるので、後半は別の記事にわけて書こうと思います。
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