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房総特急 復活さざなみ

前回に引き続き鉄道コラムです。

今回は、183系の復活運転についてみていきます。
2006年から千葉県をPRする目的でデスティネーションキャンペーン(以降DC)により、千葉県へ多くの臨時列車が運転されました。
その1つが、『復活さざなみ』です。
列車名の表記は、「特急さざなみ」と変化はなく通常の特急として運転されていました。

では、なぜ『復活さざなみ』と呼ばれているのでしょうか?

実は、このとき房総特急と呼ばれている「さざなみ」、「わかしお」などの特急列車は、E257系500番台に置き換わっていて、183系は臨時列車としての役割を担うものの、通常運用には就いていませんでした。
千葉DCによって、2006年頃から一部の特急を183系で運転されるようになり、主に「特急さざなみ」の運用に就いていたことから、鉄道ファンの間で『復活さざなみ』と呼ばれるようになりました。
※画像はE257系わかしおです(汗)。

「SL南房総」と運転日が重なる、土日祝の運用が主体となっていて、木更津駅や館山駅などでお互いが顔を合わせ並ぶ姿を見られるということもあったようです。
期間は、千葉DCの期間中の土日祝の特急運用の一部を担う形となり、鉄道ファンから注目を集めていました。
この千葉DC期間終了後、臨時列車として運用されていましたが、車両の老朽化によって惜しまれながら引退、その後「廃車」となってしまいました。

一部の車両は、大宮に移転した鉄道博物館などで展示されていて、現在でもその姿を見ることができるそうです。

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