旅とトイレ

車椅子トラベルライターの京急モカです。

車椅子で面倒と思うこと。
それはバリアフリーよりも障害者用トイレがあること。

旅先で一番知り得たいのは、まずトイレ事情です。
都会であれば駅や公共施設を探すことは楽ですが、はじめて行く場所、それも地方では正直トイレに困ることがあります。

だから旅の計画は、まず障害者トイレがあるかどうかを確認することからはじめます。
鉄道を使うことが多いのは、実は障害者トイレがあるからなのです。
今では車両に設置されていることも多く、車椅子乗降口が近くにあるので安心です。

どうしてもローカルな私鉄では、そこまで整備されていないのが多く、下調べをしないで行くと冷や汗をかくこともあります。

私の旅行記に関しては、その点はクリアして出かけているので、大きな問題はありません。但し、それはトイレが空いていた場合。
先に使用している方がいれば、待つしかありません。

特に東京駅のような都心のトイレはほぼ使用中だったりします。
同じ車椅子の人もいれば、ペースメーカーの人、ベビーカーの親子、そして大きな旅行カバンと荷物も持つ人、健常者、酔っ払い・・・いろんな人が利用しています。

鉄道に乗る前にトイレに行こうと思ってもスムーズにいかないことは多々あります。
そこで、旅行する場合に大切なのは、トイレをする駅では乗り継ぎの時間を多めにとること。
新幹線なら最低1時間の余裕を作ります。
在来線なら30分あるとなんとかなるケースは多いです。
10分間待って出て来なければドアをノックします。
長時間入ったままの場合は悲しいことに健常者が利用していることが多いのです。


そういうケースが多いのか、大きな駅では30分ドアが開かないと職員が見回りに来るようです。

車椅子の方で旅行に行きずらいのはそんな事情もあると思います。
車椅子でも気軽に旅に出られるような環境は無理でも、バリアフリー情報を提供できたらと思います。

車椅子だから思うこともありますので、そんな私の旅は続きます。

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