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今年も讃岐うどんを食べるぞ!
2025年最初の文章になります。
昨年後半からコロナに感染してしまい最近まで体調不良でした。
体力が落ちている時は充電期間なので、何事ものんびりすることが大事。
おまけに昨年予定していた2024年最後の旅も、気候変動の大雨で寝台特急サンライズが運休。楽しみにしていた、うどんを食べて〆る旅も出来ませんでした。
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関東でうどんと言えば有名チェーン店のうどんが頭に浮かびますが、讃岐うどんの本場である香川県で食べると、うどんという食べ物の常識が変わります。
実は京急モカは、それほど麺類は好きではありませんでした。
最近になって豚骨ラーメンを食べれるぐらいになりましたが、好んで麺を食べる習慣はなかったんです。
それが香川県でうどんを食べたら、うどんの常識が180度変わりました!!。
それくらい神がかった香川のうどん。
おかげで毎年訪れると必ずうどんを食べています。
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関東では醤油が強いのですが、本場はイリコの出汁が強いです。
それにうどんのコシが強いのですが単に硬いコシではありません。
噛むと確かに硬さはあるのですがほんとに最初だけで、中はほどよく柔らかくしっかりと弾力があるんです。もちっとした感じです。
この感触とほのかに甘さを感じる麺が、濃いめの出汁と相まって絶妙の味を堪能させてくれます。
瀬戸内海で獲れるカタクチイワシの煮干しは、獲れたてで鮮度もあるので絶品の出汁を作れます。
そんな美味いうどんが、とんでもなくリーズナブルな値段で気軽に食べられることが凄いことなのです。
かけうどんは230円、ぶっかけうどんは290円です。
チェーン店と比べてもかなり安くなっています。
ちょっと食べるにもワンコインが必要な時代にこの値段です。
こういう麺類はやっぱり手軽に食べられる価格って大事だと思います。
私が贔屓にしているのは高松で二番目に食べた「さか枝うどん」です。
正直、この店のうどんにやられたと言っても過言ではありません。
「さか枝うどん」は地元にも愛される。庶民的な讃岐うどんの店。
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中央公園近くに本店がありますが、私がよく行くのは南新町店。
よく利用するホテル「ドーミーイン高松中央公園」の側にあります。
ここのうどんの出汁の美味さと、麺のコシが自分の中ではベスト。
他にも美味しい讃岐うどん店はたくさんありますが、アーケードの中にあって、車椅子で移動することを考えれば「さか枝うどん」さんがイチオシ。
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ちなみに讃岐うどんは、定義づけをされているうどんです。
「公正競争規約および公正競争規約施行規則」という麺類の表示の規則において定義されています。
①香川県内で製造されたもの
②手打ち、または手打ち式(風)のもの
③加水量が小麦粉の総重量に対し、40%以上
④食塩が小麦粉の総重量に対し、3%以上
⑤熟成時間は2時間以上
⑥ゆでる場合は、ゆで時間15分で充分にアルファ化されていること
アルファー化とは、美味しく食べられるように、蒸気の熱によって胃で消化できる状態に変化させることをいいます。炊き立てのご飯が美味しいのもアルファ化だからです。
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と、いいつつも、これでなければ讃岐うどんを名乗ってはダメということではないそうです。ただ、正当な讃岐うどんはそういうものなのです。
うどんについてもっと知りたければ、
さとなお著「うまひゃひゃさぬきうどん 」(知恵の森文庫)をお勧めします。
■さか枝うどん 南新町店
所在地: 〒760-0051 香川県高松市南新町4?6
営業時間: 7:00~17:00
電話番号: 087-813-1501