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短歌はのどごし
私は短歌にハマって2年と少し。
まだ🐥⸒⸒
もともと祖母から母、そして私へと繋がれてきたバトン。
まさか歌を詠むことになるとは思ってなかったな。
この受け取ったバトンでゴールをきれるだろうか?と思う反面、バトンを受け取った姿を祖母に見せたかったとも思う。
ってか、ゴールってなんだ?🤭
短歌は芸術の枠に括られるだろうから、正解もなく嗜好に傾く。
NHK短歌でも、新聞歌壇でも、一席にのお歌にうなるときもあれば、そうなの?となる時もある。
要は私好みではないし、その歌詠み人も私に好かれるために詠んでないからだ。
だから困る。
ここに選者との相性が出てくる。
N短はなんとか佳作にいるが、新聞は引かれなくなったし、相性がいい先生は今違う方向に好みが向いてしまった。
私が好きなお歌は
綺麗であること
情景が浮かぶこと
ハッとさせられる気づきがあること
これしかない!という比喩があること
パッと思いつくのはこんなところか。
こういったお歌は本当に素敵だし、読後感がいい。
まさにのどごしのいいお歌なのだ。
今私は短歌研究新人賞と向き合ってる。
やり方は割愛するが、楽しくて苦しくて、やっぱり楽しい。
そして昨日やっとできた。
ずっと向かってると正解が見えなくなる。表現はこっちがいいな、と即詠しがちな私は変えてしまったが、果たしてよかったのか。
自分の中では繋がってるが、これでいいのか?
そしてできてから、これは説明的に入らないのか?
グルグルした🌀🌀
今日出すので、もう変更はできないし(いや、31日までだからできるけどね)これだけやったから満足ではある。
あとは選者好みか、と、ここが大事な、歌の力量。
ぺぇぺぇな私。
努力はみんなしてる。
みんな頑張ってる分みんなが受賞したいと思ってる。そしてみんなに受賞の可能性は、ある。
ところで、私は歌集をほとんど読まずにここまで来たから、全日本短歌大会の授与式に参加するまで木下龍也先生のつむじ風の歌を知らなかった。
ね、相当でしょ😂😂
つむじ風、ここにあります 菓子パンの袋がそっと教えてくれる/木下龍也
このお歌は先の授与式でゲスト出演された北村薫氏が引用してきたもの。
この読み。
私は菓子パンの袋がクルクル回ってるから、あー、ここにつむじ風があるんだなって主体が思ったのだと受け取った。
が。
これは歌人としての受け取り方だと北村氏は言う。
(ってか、北村氏、女性かと思ってたからまずそこにびっくしたんだけどね😂😂)
パン屋さんをのぞいたら渦巻き状のパンがあり、あー、ここにつむじ風があるのか、と受け取った、というのだ。
小説家はこう読む、と言う。
なるほど、そうとも読める。
ただ私は詩情を表す短歌であるのなら、歌人の読みが好きだ。
パン屋では詩情が薄れる。
このお歌に余白があるからこそ、読みも広がるんだな、と思った。
短歌に必要なこと。
詩情。
余白。
余韻。
そして一点突破。
忘れがちだが、これを胸に活躍していけたらな、と思っている。
あとすこしで夜が明けるとうそぶいた月は勝手に西へと沈む/りんか