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2024年9月 短歌まとめ

2024.9.1~7

羨むもきみのようにはなれなくて僕はいつでも影になってる

すりへったこころの傷を埋めるのは君じゃたりない、でも君がいい

斎藤君さんに連作から一首引いていただきました٩(´,,>∀<,,)۶

この連作から二首目が選ばれて嬉しい♡♡♡

この連作で歌壇賞最終選考に残られた早瀬はづきさん、三席には斎藤君さんに選んでいただきました💕💕💕

2024.9.2

じんわりと午後の陽射しがせめてくる 宇宙の風をかんじさせてよ

毎日歌壇 四席?っていう?

2024.9.3

青のなか傘をひらいてふりゃふりゃと海月はおよぐ月の下まで

ポンプなく息が吸えない金魚にも苦しい想いがわかるでしょうか

2024.9.5

昨日舞台挨拶で1時間時間休もらっちゃって自分の首閉めたしw(仕事キツキツ)明日のプレゼンの質疑の復習もあるから短歌詠めないーー

圭くんカッコよかったなー

入ってきた時めっちゃ近かった

眼裏に君の姿がよみがえりマシュマロ抱くごと幸せの時

お米尽きてなんそれ?!なのを3000円超で買うことに( ˙-˙ ) 5キロ重すぎて腰痛くなって途中迎えに来てもらったよ。家まであと少しだったけど𐤔𐤔𐤔

キミのこと迎えてあげるでもごめん美味しいのかは疑っている

2024.9.7

灰色はグレーとグレイどっちなの?きっとグレイは几帳面だね

2024.9.8~14

2024.9.8

香水をつけない君にありったけ想いを入れたアトマイザーを

透明なビー玉ひとつ掲げては私だけの空を手にいれてみる

夢の音が響いてきてるほらそこに。明日の世界は何色でしょう

2024.9.9

秋めいて朝の陽射しがやわらかくついてくる影すずしげになる

空き缶に未来のひかり詰めこんだ。放てばきっと明るくなると

2024.9.10

金魚のように背びれ/尾びれもありません それでもきみはつかまえに来る?

2024.9.11

深海にシーラカンスが眠るとき波はオルゴールの音を奏で

地球ってまんまるなのよ。だってほら人間だってまるくなるもの

2024.9.12

雨粒が窓をたたいているからねすこし迎えてあげようなんて

枯れ果てたウクライナの地に花花を火薬ではなく弾には種を

2024.9.13

空だけが秋の高さにいようとも残暑残暑と蝉が鳴くよう

濃い夜に独り歌を詠むときは猫のようにまるまっている

2024.9.14

綱引きをした頃の手がここにある 昔話の5ページあたり

だそこに廃屋ばかりの土地がある すいとられてく笑い声まで

2024.9.15~21

2024.9.15

英語では「I」が活用するように愛もかわるの 油断しないで

唯一の正義《きみ》を見つけて私だけ回転木馬でまわり続けて

二シチー短歌

ねぇふしぎ。神様たちが決めたかのように私がここにいること

やわらかなかたちをもったひらがなにからめとられる「ぬ」と「む」があって

2024.9.16

祖母、母、私、歌詠みの血がながれても天《そこ》に届けるポストがなくて

なんか小さな連作詠みたくなったー(´>∀<`)ゝ

難しい本には触手をのばせない。例えるならば「老人と海」

2024.9.17

意味のあるルールってあるなんでもね田中圭に空目すること
(意味のあるルールってある/付句)

ふわふわの枯葉のうえを歩いたら冬の音楽隊はもうそこ

2024.9.18

雲間から魔法がかった月満ちる 空をのみこむ妖しき光

ねぇ風よそんなに私にじゃれないで 髪のあわいに陽の子が潜る

2024.9.19

どうしても「すき」の二文字が言えなくて虫の音のよう背《せな》に触れさせ

君のこころをナイフで切って埋めてくの私のなかの「好き」のすべてを

紫の出番すくないクレヨンが活躍してる、さつまいもとか

じりじりと愛の火の粉が舞い落ちる 制御できない私のからだ

ねぇもっとそばにいたいの空気よりきみに吸われる酸素になるわ

月のように満ち欠けのないこのわたし 欠けない愛で息ができない

2024.9.20

人生の終電にのるその時も君とふたりが、ふたりがよくて

友人じゃ嫌だといったその先に切れたレールが宙に浮かんで

つぶがガラスにあたり奏でるはショパンがはなつ雨だれワルツ

2024.9.19

しゃらしゃんと 鈴の音 ひ び く ような日は 花をいけましょ、 こころに花を

2024.9.22~28

2024.9.22

だ ら り だ ら 特急に な ら ぶ つり革は 人待ち顔で

2024.9.23

冷めた目で 転 校 生 を みるように 私 の 手 紙 を よ む 君がいる

冷めた目で転校生をみるように私の手紙をよむ君がいる


ポ手サララジオ旅

2024.9.24

ぷにゃぽにゃんゼリーに添えたスプーンが偽りのない私を写す

2024.9.25

しゃんしゅるる星が流れてゆくようにきみへの想いが滑り落ちてく

2024.9.26

ぱしゃりんと軒先からはしずく落ちみずたまりのなか壊れてく虹

神様のように俯瞰し現実はこんなものだと猫の目をする

2024.9.27

ぷしゅふにゃんしぼみゆく風船のようひとつの愛が終止符を打つ

2024.9.28

ぷふぅーとふくらむ夢はひろがって宙《そら》をつくっているんだってね

ぽわぽわわ眠りにはいる瞬間に切り離されてくあなたとわたし


2024.9.29~30

2024.9.29

モーゼのように風をひらいて進みゆく私の秋がいるその場所へ

2024.9.30

ぽわりぷか秋空にうかぶ雲ひとつ迷子のように泣き顔をして

あなたへの苦い気持ちにさようなら 刺さった棘をまずひとつ抜く

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