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子どもの病気が分かったら頼れる人~医療ソーシャルワーカーさん

私が長女を出産したころ2008年ころは
医療ソーシャルワーカーというお仕事はほとんど知られていませんでしたし、大きな病院にそういう職種の方がいることも多くの人が知りませんでした。

今は一般的に知られてきている医療ソーシャルワーカーというお仕事ですが、どんな方々なのかとっても簡単に言うと、「自分や子どもが病気になったときなどに、いちばん患者の気持ちに寄り添ってくれる人」といっても過言ではないと思います。

病気になったら「病気の心配」や「治療の方法」が気になるのはもちろんですが、実際問題として治療にかかる医療費のこと、仕事のこと、家族の心配など、様々な問題がついてまわります。
第二子以降であれば、上の子のお世話や送迎のことなども気になるところ。
家族でどうにかなるものか?
利用できる行政サービスなどはあるのか?
知ってる人にとっては常識でも
初めて身に降りかかる出来事は知らないことだらけです。

現に私も、子どもが病気だとわかったときは頭が真っ白でしたが
時間や日を追うごとに関連する様々な疑問や心配がふくらんできました。
ただ、当時病院で話ができるのは主にお医者さんや看護師さん。
病気以外のいろいろな心配ごとを相談できる、相談していい相手ではない気がして途方に暮れていました。

このように、家庭生活や社会的な問題も、経済的な問題も、心理的な混乱や不安も、寄り添って一緒に考え、解決方法を探してくれるお仕事が「医療ソーシャルワーカー」さんで、医療と保険と福祉の橋渡しをしてくれる、患者やその家族にとって頼りがいのある存在なんです。

総合病院や地域の中核病院には今は配置されている医療ソーシャルワーカーさん。
うちの長女が2歳ころからお世話になっているこども病院では
診察の際にドクターの横にいて
すべての話を聞いていてくれて
診察後すぐに
分からないことや心配なことがないか聞いてくれます。

ただ、一般的にはそこまで人員がそろっている病院は多くないかもしれません。

大きな病院には「医療(福祉)相談室」や「地域医療連携室」という場所(お部屋)が用意されていて、そこに行けば相談できる形になっていると思われます。

子どもに病気や障がいがあるとわかったら、ママの不安や心配は尽きないかもしれないけれど
寄り添って、味方になってくれる人がいると思えたら
とっても心強いはず。

長女を産んですぐのころを思い返して
いちばん辛かったことは何かと聞かれたら
「孤独」
だった気がするんです。
不安や心配があるのは仕方のないことだけど
それを一人きりで抱える辛さはちょっと例えようがなくキツかった。
だけどいろんな困難はあっても味方がいれば乗り越えられる!
と思うんです。
今は子育ての支援が昔より手厚いし
行政にもたくさんのサービスがあって
いろいろな人の力を借りたら何とかなることもたくさん。
だからぜひ
いま心配なことがあるママさんがいたら
そういう情報をいっぱい持って応援してくれる
医療ソーシャルワーカーさんを訪ねてほしいと思います。


障がい児ママたちの笑顔のために
これからもいろいろな情報を書いていきたいと思います。
よかったらまたのぞきに来てくださいね。

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