見出し画像

新しい挑戦への抵抗と成長

note6日目。
もう一度チャレンジするぞ!今度こそやり切る!と意気込んで
ダイレクトメールを送ってくれた初めてウェディングプランナーに挑戦した会社へ面接を受けに向かった。
久しぶりに訪れる本社。
以前の面接は結婚式場だったので、ここに来るのは入社した当時の研修以来。
西麻布の自社ビルは 結婚式場とは違ってThe企業といった感じがして
なんだかソワソワした。

いよいよ面接。。
面接場所に出てきたのは 
以前入社した際初めての上司としてお世話になった方。
相変わらず穏やかそうに優しく迎えてくれた。
そしてもう一人。すっごく強面で黒くて・・大きな人が現れた。
(笑・・すごい表現)
面接が始まると 私が想像していたことではなかった言葉が。

「現場ではなくて 本社の仕事をしない?広告とか広報とかそういう仕事。
きっと合ってると思うんだよね。」

え”・・・思ってもみなかった提案。
もう一度ウェディングプランナーをすると思っていた私にとっては驚きの提案。
ただこの提案は お世話になった上司が 
以前私の入社になったきっかけが自社で作成している「結婚式のキセキ」
というテレビ番組だったこと
いつかそれを作成する側に行きたいと話していたのを
覚えていてくれたからだった。
体調を崩していたのも知っていたし 結婚をしたのも知っていたので
色々なことを加味して 提案してくれたのだった。
一度挫折をしてしまったマスコミ業界への未練を断ち切るためにも
いいきっかけなのかも そう思いこの提案を受け入れることにした。 

ウェディングプランナーとしてスタートして3年目を迎える
2009年1月
私は 
ウェディング会社での広告・マーケティング・広報担当として
スタートをすることになる。

始まった仕事は 今までのことが全く活かせないことばかり(笑)
全国60店舗以上にまで増えた運営結婚式場。
私が担当したのは東日本にある北海道から長野までの14会場。
その店舗で支配人をされている方と、
現状を話し合い毎月の広告施策を考えるのだけれど、
支配人も自分たちの結婚式場に予算をかけて欲しいので 
やりたいことをどんどん主張。
そのまま私の上司に報告をすれば それはロジック的に的確なのか?
と指摘される。
「なんでー(泣・・・)」
お互いの板挟みになって 悩む日も多くあった・・
ただ この上司が鍛えてくれたおかげで鍛えられたこと。
・俯瞰の目で見ること 
・数字やマーケット情報を踏まえたロジカル思考

そして この上司のもう一つのこだわりは 
・自分の目でしっかり状況を見て判断をしろ
ということ。
正直 集客率や店舗の結果などは 社内のシステムを見れば一目で分かる
ただ その数字も大切だけど 他にも抱えている背景があるはず
それはパソコン上では分からない というものだった。

支配人と電話をしているだけでは見えてこない店舗の状況
その地域で動いているマーケット情報
しっかり自分の目で見て そのうえで施策を考えろと。
そのうえで考えた施策なのであれば 納得すると言ってくれていた。

その言葉もあり 私は毎週のように地方出張に行っていた。
そこで聞く生の声。
そして電話ではうまくコミュニケーションが取れていなかった人も
直接会って話すと印象も変わり 話しやすくなった。

最初は 新米で若かった私にとって 
各店舗の支配人と対等に話すのは大変だったものの 
沢山足を運んだり 電話をすることで信頼を得ることができ始めていた。

そしてもう一つ良かったのは 社外の方達と接する機会が多かったこと。
ウェディングプランナーとして現場で仕事をしていた時は
とても狭いコミュニティの中で過ごす日々。
思考も片寄ってしまっていた。
この部署に来て仕事をしていると
広告代理店や出版社やテレビ局、ラジオ局などの媒体の方など沢山の方と
仕事をすることができた。
今までは接することのなかった方達との話は
一つ一つが自分の視野を広げるのに大いに役立った。

最初は抵抗感から始まった仕事も 
自分の20代の過渡期に沢山のことを経験させてくれた。

でもやはり拭えない ウェディングプランナーへの想い。
現場に赴くことが多かった部署にいたことで 
ウェディングプランナーの子たちと接することも多かった。
やり切ることなく離脱してしまった私にとっては 羨ましく見えていた。

そして広告の仕事を始めて1年とちょっと。
お世話になった上司に話をして 現場に戻ることを決めた。

2010年の1月 ウェディングプランナーとして再スタート

いいなと思ったら応援しよう!