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浩太朗の投票(筆談で)
選挙年齢が2015年6月に18歳に引き下がったために、浩太朗は2016年の7月の参議院選挙に投票できることになりました。
なんとその3ヶ月前に指談筆談ができるようになったので本人が希望すれば投票ができるのかもと思いました。
支援学校でも生徒会役員の選挙を経験していたので、投票に行くか聞いたところ「はい」との返事があり、選挙関連のニュースを見せていました。
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【どんなふうに投票したの?】
選挙管理委員会に期日前投票に行く前に、
自力では鉛筆を持てないけれども、本人がサインペンを持つ手を介助者が包んであげ、本人のペンを持つ手が行きたい方向を介助者が感じそれに任せていくと、浩太朗は数字やひらがなが書けます。それを基に本人が投票したいと言っていますので、ぜひ投票させてくださいとお願いしておきました。
了解をいただいたので浩太朗と私と袈裟江先生(いつも絵や字を書くときに介助してくださる方)と3人で期日前投票の会場に行きました。本当に投票できるのかドキドキでした!
まずは、立候補者に番号を振り、選びたい人の数字を浩太朗に書いてもらいました。
政党を選ぶ時は、最初のひらがなを書いてもらいました。
そして袈裟江先生(2回目の投票からは母親)に浩太朗の手に手を添えてもらい、選挙管理委員の方にも同じように手を添えてもらい、浩太朗の動きを感じてもらいながら数字を浩太朗に書いてもらいました。
おなじ数字が描かれました。
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数字の1と確認のための○が
3回分スケッチブックに書かれています。
その後選管の方と浩太朗のみが投票所に入り、同じようにして書いた数字または平仮名にあたる立候補者の名前を選管の方が投票用紙に代筆してくださり投票ができました。
1回目と2回目と3回目の投票は同じ方の介助でした。
4回目、5回目は新しい方でしたが「聞いていますから大丈夫ですよ」と言っていただき、またもやドキドキでしたが、その方々も浩太朗の動きを感じると言ってくださり無事に投票できました。
介助をしていただくのは初めてなのに、選挙管理委員会の方に意思を伝えられたことが母としては驚きでした。浩太朗も、僕の意思を伝えたいという強い思いで頑張ったのだと思いますし、選管の方も浩太朗の意思を感じ取りたいと強く思ってくれた、双方の思いが実ってできた投票だと思います。
*以上小林浩太朗の投票方法について詳しく書いてみました。ご参考になりましたら幸いです。