浩太朗ハッピープロジェクト

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マガジン

  • 浩太朗ハッピープロジェクト通信

  • 圭子の部屋

    小林浩太朗が残した言葉たちに触れ、いま、私が “感じたまま” を綴っています

  • 浩太朗の指談 筆談

    浩太朗は19歳の時に初めて文字を書きました。最初は指談のできる方に来ていただき、ペンを持つ手を介助していただいたら筆談もできました。初めての筆談は「目にうつるものだけがほんとではないよ」でした。その後は袈裟江先生と筆談の練習を始め、カタカナ→ひらがな→漢字混じりの文章になりました。浩太朗の指談 筆談について書いてみます。

  • 浩太朗のあゆみ

    自分の想いを作品や言葉として表現するようになってからの小林浩太朗のあゆみを辿ります。

最近の記事

『2025年 小林浩太朗カレンダー』できました!

秋が近づき、今年も残すところあと3ヶ月になりました。 新しい年に向け、いつもより早く浩太朗カレンダー発売のお知らせです。 2025年をどんな年にしたい? そんな思いをもって 各月の絵を選んでみました。 どんな時も前を向いて、心穏やかに過ごしていきたい。 今年新たに試みたことが一つあります。 6月の紫陽花では、浩太朗が名付けた作品名を私、圭子が筆で書き添えてみました。 さて親子の初の共演、共作は吉と出ますでしょうか。 今年のカレンダーには、浩太朗ハッピープロジェクトの『生

    • 思い込みや感情でいっぱいにならないで、できるだけ気持ちをニュートラルにしていたい

      2024年9月の浩太朗カレンダーに使ったこの絵のことを思うと胸がキュンとして切なくなります。 描いた日の前日は私の誕生日。浩太朗はこうやって私を励ましてくれていた。 しっかり想いを受け取れたのは4年後、浩太朗が天に帰って行った後でした。 自分が勝手に作り出す思い込みや色々な感情が、事実や家族や周囲の方の想いを霧のように覆ってしまうことがあるのだな、できるだけ気持ちをニュートラルにしていたいと思った瞬間でした。 『誰もが持っている周りの人への感謝の想いを浩太朗はこうして気

      • 浩太朗の投票(筆談で)

        選挙年齢が2015年6月に18歳に引き下がったために、浩太朗は2016年の7月の参議院選挙に投票できることになりました。 なんとその3ヶ月前に指談筆談ができるようになったので本人が希望すれば投票ができるのかもと思いました。 支援学校でも生徒会役員の選挙を経験していたので、投票に行くか聞いたところ「はい」との返事があり、選挙関連のニュースを見せていました。 【どんなふうに投票したの?】 選挙管理委員会に期日前投票に行く前に、 自力では鉛筆を持てないけれども、本人がサイン

        • 会津若松で小林浩太朗ミニギャラリーを開催します。

          来たる9月20日(金)に「国際スペシャル音楽と伝統芸能 (第63回会津若松市民文化祭 – 参加行事)」が開催されます。 国際スペシャル音楽会というのは、障がい(スペシャルニーズ)を持った音楽の仲間たちが国を越えて集まり演奏を披露する音楽会です。 この会場となる「會津風雅堂」のエントランスホールにて『小林浩太朗ミニギャラリー』を開きます。 かつて、山梨の河口湖や甲府で開かれたバリアフリーコンサートの中で共同開催した『小林浩太朗展』が、今回の国際スペシャル音楽会の主催者「日米A

        『2025年 小林浩太朗カレンダー』できました!

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        • 浩太朗グッズ
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          80本
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          43本

        記事

          『浩太朗スカーフ』を作りました!

          デザインに、今年の小林浩太朗カレンダー7月の絵を使いました。 昨年のお寺DE三人展でお世話になった橋場さんに オリジナルのスカーフを作ってみませんか?と誘っていただき 浩太朗の作品で、身につけられるスカーフが出来るなんて「すごく嬉しい!」と即座に反応。 鹿児島のしょうぶ学園のスタッフをされていた方(大野志乃さん)にデザインの提案をしていただきやり取りを重ねた結果、こんなすてきなデザインになりました。 エメラルドグリーンの外枠は、テーマとなっている絵と重なって様々な色や模

          『浩太朗スカーフ』を作りました!

          『2024年 小林浩太朗カレンダー』出来ました!

          今年も残すところあとわずかになりました。 新しい年に向け、小林浩太朗カレンダー発売のお知らせです。   2023年は年初から仲間との「むすび展」「三人展」「大菩薩の風ビエンナーレ」などの作品展や地域のイベント、講演会など様々な機会に恵まれ、たくさんの人が浩太朗の絵・言葉を通した想いに触れ、”自分らしい生き方”のために何かを掴んでいかれる姿に驚くことが多々ありました。 そんな方々との対話からインスピレーションを受け取り、カレンダー制作がスタート。表紙を含め13枚の絵を選び全体

          『2024年 小林浩太朗カレンダー』出来ました!

          2016.9.8「ノボルアサヒ」/2016.11.27「舟出」

          2016.9.8 アカ オレンジ キンイロ 「ノボルアサヒ」 もえる心やめナい スタート ・ 2016.11.27 この「ノボルアサヒ」を「2017 山梨・人ねっこアート展」に応募すると決めたとき、字も添えたいと言った。 ―――何て描く? フナデ カンじ(※漢字) クロかアカ コイ(※濃い) 「舟出」納得がいくまで何枚も書き 最終的に「ノボルアサヒ」と合わせて応募したのがこちら。 ・ 後日、山梨県立吉田高校放送部の取材のなかでこんなやりとりがあった。 放送部員)

          2016.9.8「ノボルアサヒ」/2016.11.27「舟出」

          2020.2.25

          2019年暮れから開いた、地元・都留市立図書館での作品展にて、絵を見てくださった方が甲府での開催を希望し、それを受け、チラシ用に新作を描きたいと強く願って臨んだ一枚。 ―――今度の作品展のテーマは? 「令和のあゆみ」 ぼくの足でわずか2・3歩ふみだした 今から長いれいわのみちをあるいてゆく ・ 2020.2.18 ―――今日はなにする? えとじをかく すごくうすい水いろ はけ (紙は)大 よこにして下さい ほんのすこしあかを入れてむらさき 空とうみのさかいををかきた

          2020.3.23

          2020.3.16 ―――今日はなにする? えをかく -――紙は? あつい 少しざらざら(したほうの紙) よこ(向き)   花をかく 丸(ふで) ピンク うすく もうすこしこくする ふで先に白だけつける うすいクリーム 小さいふで もうすこしえのぐをうすくして   木のみきをかくので 茶色のくろめ ほそふで ・ 2020.3.23 ―――今日はつづきを描くの? ○ うすいピンク 丸(ふで) もうすこしこく こいめで たっぷり ふでさきに白 みきを 茶色 もう一回茶 う

          2019.12.17

          2019.11.26 ―――今日はなにする? えをかく (紙)大 よこ  うすむらさき 水(を入れる) 丸(ふで) 白を入れる。 もうすこしこくする グリーン ほそふで もうすこしグリーンをつけて下さい   くらめのグリーン こいグリーン 少しくろを(入れて) 今のいろでいっぱいつけて   白をほそふでにつける (今日は)おわり ・ 2019.12.17 ―――今日はなにする? このあいだのえのしあげをする。 はをかきたいのでグリーン はけの小 丸ふで   ものすご

          2019.3.12

          「どうしてこのとき、ぼくは字を赤に選んだのかわかりますか?」 (2020.3.22 談)

          2019.9.8「はるなつあきふゆ」冬

          季節をまたいで4日間に渡って描きあげた。 毎回、絵に取りかかる前にまず詩を作る というパターンで創作が進んでいった唯一の作品だ。 2019.9.8【冬】 ―――作品のつづきをやる? ○ しを(書く) グレーのすごくうすいいろ 丸(ふで) もっと白を入れて 白っぽい 赤 ほそいはけ サインのほそふでで くろをつける 今のふで くろ 水いろ 今のふで ほそいふで 赤をもういちど 今のふで 白を えのぐをこくして 今のふで (ふでを洗う?)あらう もういちど今のふでに赤 今のふ

          2019.9.8「はるなつあきふゆ」冬

          2019.9.7「はるなつあきふゆ」秋

          季節をまたいで4日間に渡って描きあげた。 毎回、絵に取りかかる前にまず詩を作る というパターンで創作が進んでいった唯一の作品だ。 2019.9.7【秋】 いろどられる山々の木木 丸ふで きみどり オレンジ きいろ オレンジうすめ きいろ もうすこしこく うすい赤 グレーのこい 丸ふで 水でうすめて 少しだけくろにグレーを入れて ほそいふで 赤のこい えんじ ―――えんじってどう作ったらいい? よくわからないけど むらさきはどうかな ―――え?赤に黒を入れるのはどう? ○

          2019.9.7「はるなつあきふゆ」秋

          2019.7.30「はるなつあきふゆ」夏

          季節をまたいで4日間に渡って描きあげた。 毎回、絵に取りかかる前にまず詩を作る というパターンで創作が進んでいった唯一の作品だ。 2019.7.30 ―――今日はなにする? しをかき えもかきたい。 つぎはえをかく。 オレンジ 丸(ふで) 茶いろ ほそくてもよい。 ほそふで くろを少しまぜる   きいろのこいいろ 茶いろうすい 丸(ふで) すこし今のいろに くろを入れて   赤 赤っぽいオレンジ オレンジ うえのひかりをかきたい オレンジっぽく光をしたい もうすこしきいろ

          2019.7.30「はるなつあきふゆ」夏

          2019.7.11「はるなつあきふゆ」春

          季節をまたいで4日間に渡って描きあげた。 毎回、絵に取りかかる前にまず詩を作る というパターンで創作が進んでいった唯一の作品だ。 2019.7.11 ―――今日はなにする? しをつくり そのしにあったえをかく (紙)大 よこ 4つにわける だいたいぼくがわけてかく。 はけ小 桜の木をかく 茶 さくらのはなとつぼみをかく うすいピンク 丸 つぼみはこく はなはうすく いまのいろをもうすこしうすく 白(を入れる)   ほそふでに白をつける 花のめしべをかく クリームにきいろ

          2019.7.11「はるなつあきふゆ」春

          2018.10.23「楽」

          ―――今日はなにする? おしゅうじ ―――何書くの? まだきめてない。 ―――紙は横縦? よこ ―――コメントは? 字が一目でたのしそうにわらっているよう かきたかった ―――下の部分は? ねをはっているかんじ どっしりした木 ―――太い横棒は? 木と土をあらわす ―――下の丸いのは? どっしりこしをおろしている人 ―――まんなかの「e」は? 体の一ぶとかおのひょうじょうの両方 ―――なぜこの字を書いたの? いぜんから こんな文字を一どかいてみたいと思った。