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子どもの話を聞くだけで子育てはうまくいく!

わたしは子どもの話を聞くのが好きだ。

こんなに話をしてくれるのは今だけかなぁって常に思っていたので、子どもとの会話は貴重且つとっても楽しい時間だった。

「うん、うん、そうなの?」
「へ~、そうなんだ」
「なるほど!」
「わあ、それは大変だったねぇ」

とそれはそれは興味深々になって聞いていた。
実際、どの話も聞いていておもしろいのだ。

しかし、わたしのように子どもの話に興味深々になれないお母さんもいると思うので、ちょっとしたコツをお伝えしたい。

それは言葉のキャッチボールをすること。

キャッチボールと言われると難しく感じるかもしれないが
とっても単純なことで
子どもが話した語尾をおうむ返しするだけ。
これをするだけで、子どもはノリノリで話をしてくれる。
つまり勝手に話が盛り上がり、子どもからお母さんへの信頼が深まるメリットがおまけとして付いてくる。

おうむ返しの例は、
子「今日ね、プールに入ったんだよ」というボールが投げられてきたら
母「プールに入ったんだね」と同じボールを投げ返すだけ!

単純なことなのだが、これで子どもはお母さんに話を聞いてもらえたと感じてくれて、お母さんの好感度もアップ⤴

間違っても
子「今日ね。、プールに入ったんだよ」と言った後に
母「ちゃんとお着換えできたの?」
な~んてことは聞いてはいけない。その言葉が子どもに投げられた瞬間、お母さんと話したいという気持ちが一気に冷める。そして、「お母さんに話を聞いてもらえなかった」と感じて、心を閉じてしまう。

これが繰り返されると「どうせ、言ってもムダ」って思うようになり、だんだんと話をしてくれなくなる。

息子たちが中学生~高校生になって思春期を迎え、先生の悪口を言っていた時も息子の気持ちに共感し、わたしは一緒に文句を言っていた笑。
間違っても「そんなことは言わないの」と親らしい正論を振りかざさないし、「それはどうなのかな?」とか「それはあなたが悪いよ」なんて口が裂けても言わない。

これはわたしの子どもの頃の記憶なのだが、母親に聞いてもらいたくて話をしたのに「それはどうなの?」と言われた瞬間にこころが閉じて、「もう話さなくてもいいや」と諦めたことが嫌な感情が大人になっても残っていた。

だからこそ、我が子には同じような思いをさせたくないと無意識で思っていたのかもしれない。

先生の悪口のわたしの返答は
「えー、そうなの?」
「それやばくない?」
「それ、先生が悪い!」など、いつも同調していた。
同調どころか、息子よりも上をいくこともある。
「それひどくない?」
「なんなん?それあり得ない」など。

すると、時と場合にもよるのだが、だんだん子どもがボルテージを上げていったのが、だんだんと落ち着いてくる。

自分より自分のことで怒っている人見ると、客観的になれる効果もあるんだよね。

子どもが先生の文句を言いきったかな~って頃に

「それ、先生に言ったらいいんじゃないかな?言えないのであれば、お母さんが先生に言うよ!」と伝える。

すると「いいよ、自分でなんとかするから」と息子が自分でどうしたいのかを決める。実はこれが狙い。
わたしは子どもの吐き出しを聞きながら、この言葉を待っている。

そして最後に必ず伝えるのは
「何とかならなかったら教えてね。お母さんがなんとかするから」
もう、あなたのことは全面バックアップしすよってこと。
だって、先生と戦うんでしょ。親として当然だよね。

息子を2人育て上げたけど、2人とも自分で先生に言うからいいよって
断るんだよね。だから、わたしが息子に代わって先生に話をすることは一度もなかった。

息子の話を聞いて親としてどうしても納得得ないような話だったら先生に聞きに行ったのかもしれないけど、それほどでもなかったってこともある。

子どもだって、吐き出しながら人生進んでいるんだ。

親は完全子どもの味方100%でいいと思っている。
もしかしたら子どもも過度に言っていることがあるかもしれないし、事実とはちょっと違うことも含まれていることもあるかもしれない。わたしはそれでも子どもの言っていることを信じる。

でも、不思議と信じているからなのか、親に言わないことはあっても
裏切られることはなかった。

最終的には親が子どもをどのように見ているのかが子育て全般において大事なのかなと思っている。

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