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5年前に夫に告げずに
子どもを連れて家を出ました。

夫婦関係がうまくいかなくなって
その当時の自分にできることをやってみたけれど
もうやり尽くした感があって
夫婦関係にピリオドを打つことにしました。

家を出る半年前に
夫に子どもを連れて家を出ることを伝えてみたら

「一人で出ていけ!」
「お前が子ども二人を養えるわけがない!」

そう言われて
夫を説得するのをやめて
実行することにしました。

そういう状況での家出だったので
事前に知っていたのは
私の両親と子どもたちの先生、
そして私の上司だけ。

友人には、家を出た後にメールで報告しました。
夫と共通の友人が多かったから、
みんなびっくりしていたけれど、

よっぽどの事情があったんだろうね。

そんなコメントがほとんどで、
理由を詮索することもなく
私の行動に対して肯定も否定もしない優しさと
私の根底を信じてくれていることを
文章から読み取れて、涙が溢れました。

そんな中、夫と共通の友人で
付き合いが長かったある夫婦が

「どうしてそういう行動に出たのか
話しを聞きたい」

「子どもを勝手に連れ出したなんて
警察沙汰になるから早く帰ったほうがいい
これは圭ちゃんのためだから」

そんなメッセージを
1日に何度も何度も受け取って

友人の優しさゆえのことだということは
わかっていたけれども
夫から恨みつらみのメールが
毎日数十件届いていたその当時の私には
耐え難いものでした。

私の行動を理解してほしい
わけではなくて
そうなったのも何かしらの事情があったんだろう
と、そっと見守っていてほしかったんです。

この体験から、自分が見聞きしたことだけで
人をジャッジするのではなく、

そういう言動が出たのには
自分には図りしえない何か事情があるんだろうな、、、

と思うようになりました。

人に対してだけでなく
自分に対しても同じで

がっかりするような言動を
自分がとってしまった時も

ただダメ出しをして
落ち込むのではなく

何がそうさせたのか?

表面の言動だけでなく
奥を見る

そういう視点で見ると
今までとは違う自分に出逢えます。

例えば、家族にイライラを
ぶちまけたのは、、、

疲れていたのかもしれないし
眠かったのかも?
お腹が空いていたのかも?
寂しかったのかも?

意外と単純な事情なことが
多いので、それがわかると
自分にも人にも自然と思いやりの
気持ちが湧いてきます。

あなたのがっかりポイントを
一つ思い出してみて
事情を探ってみてくださいね。








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