世界を旅するキッチン:インドネシア料理
今回の世界を旅するキッチンでは、熱帯の料理が食べたくなって、インドネシア料理に挑戦してみました。
インドネシアは日本企業の生産拠点などで駐在者も多く、日本人には非常に近しい国ですが、宗教的にはムスリムが8割を占めており、ジャワ島、バリ島をはじめ多様な文化圏が島ごとに分かれており、興味深いですね。
「この世の香辛料がすべてここでとれる」と、13世紀にマルコ・ポーロをして言わしめたジャワ島、ナツメグ、クローブの世界唯一の産地だったモルッカ諸島など、歴史的に香辛料の国として知られ、大航海時代から交易を通じて中近東やインド、中国などの文化の影響を受けてきたそう。
インドネシア料理と一言でいっても、バリ料理、ジャワ料理、スンダ料理、マカッサル料理、マナド料理、パダン料理など各民族の料理を表していて、代表的なものは日本でも有名なナシゴレンをはじめ、中東のケバブの影響を受けたサテ、パダン料理のルンダンや、欠かせない調味料のサンバルなど。マレーシア・シンガポールとも食文化の繋がりが強いですね。
ちなみに、昭和世代はインドネシアといえば”ジャワカレー”を思い浮かべますが、これはハウスお得意のなんちゃってネーミング系(バーモントカレーも)で、完全に日本風カレーだそう。
さて、今回は、定番のナシゴレンに、CNNが世界一美味しい料理にも選んだルンダン(牛肉のスパイス煮)、レモングラスの効いたソトババット(牛モツ煮スープ)、そして鶏肉のサテ(インドネシア風焼き鳥)、それから子ども対応でサンバルを使ったミーゴレンと、ココナッツミルクの入った本当のジャワ風カレー、バクソ(インドネシア風エビだんごのフォー)にラウォン(スパイシービーフスープ)を作ってみました。
娘が辛いものが苦手なので香辛料は抑え目にしましたが、それでもヒーヒー言いながら食べてました笑。次は食べやすい国にするように注文あり😅