世界を旅するキッチン:ルーマニア料理
もう10月、ようやく長い自粛生活?から解禁になりましたね。秋晴れの心地よい休日は、温かいスープが食べたくなってきます。今週末の世界を旅するキッチンは、ルーマニア料理に挑戦してみました🇷🇴
黒海に東を面し、ブルガリアの北、セルビアの東に位置するルーマニアは「ローマ市民の国」という語源の国。歴史上さまざまな征服者や民族(トラキア人、ロマ人、マジャール人、スラブ人、トルコ人など)が混血や同化によって形成された多民族国家だそう。
ルーマニアといえばドラキュラ発祥の地として知られていますが、五輪体操で初めて10点を出したナディアコマネチ選手を思い出すのはある世代以上の方か。なんとなく東欧の暗いイメージがありますが、1989年に東欧革命でチャウシェスク政権の独裁が終わって民主化し、2007年にはEU加盟。
そしてルーマニアには現役の「魔女」が2000人以上いるそうですが、2011年になんと職業として政府認可制になったとか。結構儲かる仕事らしく、課税対象にしたかったそう。
クルマ好きには、緑と羊飼いの風景をカーブしながら運転する、世界一美しいドライビングロードと言われる「トランスファガラシャン」があり(テストコースによく使われる)、いつか一度ドライブしてみたい。
料理に関しては、食料自給率は200%と欧州有数の農業国と知られ、グルメな周辺各国の美味しい所どりの、魅力的な料理が多いそうです。
今回は、ルーマニアのスープ・チョルバ・デ・ペレショアレ、サルマーレ(ルーマニア風ロールキャベツ)、サラタ・デ・ヴィネテ(焼き茄子のペーストサラダ)、葉野菜のバルサミコ炒めなどを作ってみました。
サルマーレは見た目はただのロールキャベツですが具にお米が入っていて、結構手間かかっています。これがスープと一緒に食べると実にいい感じ!チョルバも豚肉と米等を合わせたミートボールが野菜のスープにたっぷり入っていて、これが娘にも好評でした!