世界を旅するキッチン:ペルシャ料理
3度目の緊急事態宣言は、飲食店に禁酒令も出て大変ですね。さて、週末恒例の自宅で世界を旅するキッチン、今週はイラン(ペルシャ)料理に挑戦してみました。
中東料理の中でも、ペルシャ料理は紀元前からギリシャ・ローマ帝国の影響を受けた歴史性や、東西文化の交差点としの食材の多様性も豊かで、宮廷料理の世界は華やかですね。香辛料も控え目で(トルコなど他のイスラム圏と違い)辛い料理は殆どなく、本当に洗練されています。
今日では外食ではなく家庭料理中心ですが、ハーブや柘榴・オレンジなどフルーツを多用し、ターメリックを使う黄色い料理も特徴でしょうか。宗教上の理由からアルコールが飲まれないのも、禁酒法の復活した今の東京の気分にもピッタリ笑
今回は、「世界の郷土料理事典」(青木ゆり子著)などを参考に、ランチにフェセンジャン(柘榴とくるみで鶏肉を煮込んだもの)、クク(卵とズッキーニなど野菜入りオムレツ)、ミルザ・ガセミ(焼き茄子とトマトのディップ)、メイグポロウ(海老のピラフ)、ククスィーブザミニ(イラン風コロッケ)などを作ってみました。
フェセンジャンは柘榴ジュースを丸々使って超濃厚に仕上がったので、クリームで少し調整してみました。ペルシャ料理、全体に野菜中心のメニューで、凄くヘルシーで食べやすいのが好みで、もう少し探求してみたいと思いました。食のダイバーシティは、感覚世界を拡げてくれて、美味しく楽しいですね。