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世界を旅するキッチン:ケイジャン(アメリカ南部)料理

週末恒例の世界を旅するキッチン、今回はアメリカ南部のケイジャン料理に挑戦してみました。Amazonプライムの番組Eat the Worldにはまってシェフのエメリオ的な料理を作りたくなったのと、娘も食べやすく(ディズニーランドにもある)理屈抜きに美味しい料理なので。

さてケイジャンの語源は、北米東部アカディア(Acadians)地方に入植したフランス系の移住者が、後にルイジニアに永住したことから来ているそう。

ケイジャン料理自体は、フランス色を持ちながら地元の食材で作る、香辛料が特徴的な庶民料理ですが、その後入植したスペイン系の食文化が混ざった、都市部のより高級なクレオール料理とも重なって、ガンボやジャンバラヤなどの名物料理が知られていますね。チキンやオクラなどの食材も特徴的。

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1980年代頃からニューオーリンズにローカルな伝統食文化を現代的に提案するスターシェフ達が現れて人気を博し、アメリカを代表する地方料理に。ケイジャン風のフライドチキンとかスペアリブとか、堪らないですよね。

というわけで今日は、アンダーソン夏代さんの「アメリカ南部の家庭料理」を参照しながら、ケイジャン風BBQチキンウィング、海老のジャンバラヤ、チキンのガンボスープ、オクラとトマトのグリルに、コールスローサラダを作ってみました。本場のケイジャンスパイスとBBQソースを入手して、今回からVermicularのホーローフライパンも新たに参戦。

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どれも馴染みのある美味しさで、特に鶏手羽元をケイジャンスパイスで下味を付け一晩寝かせ、BBQソースを刷毛で塗りながらオーブンで焼いたチキンが絶品!いくら食べても止まらず争奪戦になるほど。

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友達に毎回ペアリングを入れた方がいいと指導され、近くの酒屋で調達したカリフォルニアのBred & ButterのシャルドネとTerra Robresのカベルネで合わせてみました。赤はカリカベ独特の甘味と、スパイス・オーク樽香がBBQにドンピシャですね。ようやくアメリカ料理が作れましたが、満足度高く大成功です。

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