世界を旅するキッチン:スイス料理
週末恒例の世界を旅するキッチン、今週末はランチにスイス料理に挑戦してみました。寒くてクリスマスも近いので、温かいチーズフォンデュとワインで楽しもうかという作戦。
スイスは地理・歴史的にもフランス・ドイツ・イタリアの多様な文化圏の影響を受けながら、山脈で隔てられて独自の文化を形成しているのが面白いですね。山岳が国土の3分の2を占め耕作に向かないため、牧畜業が盛んでチーズの国になったそう。温暖化でアルプスの氷河が失われつつあるせいか、環境意識も高く、ESGファンドの世界の中心地でもありますね。
昔スイスのレマン湖の辺りにある、ネスレ本社に仕事で訪問したことがありますが、こんな美しい湖を毎日眺めながら世界戦略立ててるんだなあ、と感心した覚えが。あとパウル・クレーの美術館も素敵でした。
物価の高い国として知られ、地ワインは地元消費でほとんど日本に入ってきませんが、旅先のビストロでいただいた料理やワインも高品質で、コスパも良く美味しかった記憶があります。ワインは地場ブドウ品種が250種もあり実は多彩で、素朴な料理が意外に悪くない。
今日は、シャスラーの白ワインで溶かした本格チーズフォンデュをメインに、スイス名物ジャガイモのレシュティ、クリスマス色を出すためスイス風のビーツとリンゴのサラダ、あとコルドンブルー(豚ロースをハム・チーズで挟んだカツレツ)などを作ってみました。ハイジのピクニック料理風に。
娘もアルプスの少女ハイジで見て、憧れだったチーズフォンデュを初体験で、満足したようです。