奇界遺産② ミイラ博物館
私の大好きなテレビ番組、クレイジージャーニーでもおなじみの佐藤健寿さん。
廃墟をはじめ人間が生み出した奇妙な建造物や場所、風習などを「奇界遺産」と名付け、世界80か国以上を巡り撮影し続けるフォトグラファー。
彼のマネをして私も選んでみました。奇界遺産の第2弾!
第1弾はこちら。
今日紹介するのは、メキシコはグアナファトにある「ミイラ博物館」
ユネスコの世界遺産にも登録されているきれいでカラフルな街、グアナファト。
この場所に、100体以上のミイラを展示しているのが、通称「ミイラ博物館」
ミイラというと、包帯ぐるぐる巻きになったミイラを想像する人も多いと思うけど、メキシコのミイラはちょっと違う・・・
グアナファトの乾燥した気候と、土壌のミネラル成分が天然のミイラを作り出しているようです。
その昔、グアナファトの法律では、土葬した遺体を保管するのに年間費を払う必要がありました。公立墓地が収容数が非常に多くなっていたので、3-5年連続で年間費の支払いがされない場合は、掘り起こされて場所を空けることになりました。
掘り起こされたミイラの中から、状態の良いものが博物館に展示されているようです。
多少グロテスクな写真もありますので、
心臓の弱い方
妊娠中の方
18歳未満の方
は閲覧にご注意ください。
博物館の中には、100体以上のミイラ。
すべて本物のミイラです。
洋服を着たままミイラになったり、毛がそのまま残っていたり、表情のあるミイラがいたり・・・
子供のミイラもたくさん。
世界最小といわれる赤ちゃんのミイラも。
胎児なのか、生まれた直後なのか・・・
なんだか、どういうテンションで見てよいのかわかりません。
ここは、グアナファトの人気の観光スポットでもあり、メキシコ人の観光客も多く、親子連れがミイラと一緒にニコニコと記念写真を撮ったり、ワイワイと騒ぎながらミイラを見ていた姿がなんとも言えない感覚で印象的でした。
死者の日など、「ガイコツ」や「死」が日常生活にあふれるメキシコの文化。
きっと日本とは「死」の捉え方が違うんだろうな。
死んでからもミイラとなって、永遠に残ることが幸か不幸か。
しかも後世の人々に見物されて。
私だったらせめて静かに眠らせてほしいと願うだろうな。