【仕事観】コミュニティがもたらす「ナナメの関係」のメリット
ここ最近私の中で気になるテーマは、「持続的な学び」と「キャリア形成」。
そして、それらを「コミュニティ」という場を使って促進できないかなぁ..なんて考えています。
これらのテーマが気になったのは、お仕事で働き方のお悩み相談をしている中で、自分の人生の「軸」を持つ重要性について改めて考えさせられたからかもしれません。
学生さんと話す機会が増えたからかもしれません。
「学び」や「キャリア教育」について、私はこれまでアカデミックに学んできたわけでもなく…且つ、学生の頃に積極的に学生団体や学校内の取り組みに参加するようなタイプでもなかったので、あまり体系的なところはわからない(気がする。)
ここ2か月ほど前から、学生のキャリア支援をしている団体に所属して、活動に参加させてもらいながらいろいろ実践的に学ばせてもらっています。
(大学生にキャリア支援についてレクチャーしてもらうという中々不思議な状況だったりw)
「学び」や「キャリア」に関して、
もちろん何が正解かとかそういう話ではありません。
自分の人生は(学びもキャリアも含め)自分の選択と覚悟でしかないと思っていますし…。
ただ、やっぱり選択肢をたくさん知っているほうが、幅が広がるなぁ..とも一方で思います。
そして、その選択肢の幅を広げるきっかけになれるのが「ナナメの関係」なんじゃないかなと。
先日、子供の「ナナメの関係」に関する興味深いレポートを見つけました。 下記、子供時代における「ナナメの関係」のメリットだそうです。
①対人関係スキルが身につく
②責任感や助け合いの姿勢が身につく
③ものごとに挑戦する姿勢が身につく
上記は子供の「ナナメの関係」に関する調査内容ですが、大人の「ナナメの関係」についても状況を少し置き換えて考えてみました。
大人にとっての「ナナメの関係」って、上司でもない部下でもない、そして家族でもない…社外のコミュニティやサークルなんかの仲間が近いのでは?
...という仮説設定をして「ナナメの関係」によるメリットを社外コミュニティにおけるシーンで考えてみます。
①対人関係スキルが身につく
社外のコミュニティに参加すると、当たり前だけど相手は自分の事を知らない。
例えば社内で初めましての人だと…
自分:「○○部署の(名前)です。」
相手:「あ~○○部長のところね。(きっと○○業務を担当しているんだろう)」
ということがある程度想定できて、必要に応じて繋がりができるかと思いますが、
社外で初めましての人だと…
自分:「(名前)です。○○をしていて、○○に興味があって、こんなことをしています。このコミュニティに参加したきっかけは〇〇…」と、自分を語らなければ知ってもらえません。というか興味を持って貰えず、次の関係に繋がりません。
こうやって自分のことを話す場数が増えれば増えるほど、相手に自分の考えを相手に伝えるスキルが上がるので、大人にとっても対人関係スキルへの影響があるといえそうです。
②責任感や助け合いの姿勢が身につく
社外コミュニティだと直接的な利害関係になることが少ない。(仕事の取引などと違い、直接金銭が絡む関係性にはなりにくい)それゆえに活動を継続するのにはひとりひとりの活動のコミットメントや信頼構築が重要だったりします。
つまり、そのコミュニティへの参加意思、継続意思が高ければ高いほど、自然と責任感や助け合いの姿勢が身につくといえそうです。
③ものごとに挑戦する姿勢が身につく
社外コミュニティに集まる方は個人でそこに所属することを選択して(意思を持って)活動に参加している方がほとんどです。
そのため、非常に挑戦に関して前向きな方が多い。そして、そんな方が周りにたくさんいると、自分も知らないうちに影響を受けています。
コミュニティに所属すると周りに感化され、結果としてものごとに挑戦する姿勢が身につくといえそうです。
まとめ
「持続的な学び」や「キャリア形成」について「ナナメの関係」は新たな気づきや価値観を与える良いきっかけになると思います。
また、会社でもない家族でもない場所で、自分のプラスになる「ナナメの関係」を如何に実現できるかが重要となりそうです。