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【Story of Life 私の人生】 第23話:五年生 〜 遠足と移動教室 Part 1

こんにちは、木原啓子です。
Story of Life 私の人生 
前回の記事は、 第22話:習い事の遍歴 をお送りしました。
今日は五年生の頃の思い出、移動教室のお話をしようと思います。

四年生の3学期修了式の翌日に、小さい一戸建ての家に引越しした我が家。
春休み中に、念願だった「友達を呼んでバーベキュー」を実現し、とても幸せ♪
両親も私も、何の気兼ねもせず、友達を家に呼ぶことが出来るようになり、少しづつですが、普通の精神状態に戻りつつありました。

4月になり、2週間ちょっとの春休みが終了し、五年生に進級しました。
今回は、2年ぶり、小学校最後のクラス替え。
またまた4クラスにシャフルされ、新しいクラスに振り分けられ、最後の2年間を一緒に過ごすメンバー総勢40人で新たなスタートを切りました。
幸い、今回もN子ちゃんとは同じクラスになり、本当に嬉しかったです。
元のクラスからは10人一緒になりましたが、結果的に、6年間同じクラスだった子は、N子ちゃんを含めて5人だけ。
2年間違うクラスだったけど、一年〜二年で一緒だった「いじめっ子達」が、どのくらい一緒になるのか、正直不安で一杯でしたが、結局は3人だけ一緒で、しかも「いじめのリーダー格」だった子は他のクラスだったので、一安心♪
家は自由を手に入れたし、学校もまずまず安心ということで、幸先の良い五年生スタートとなりました。

さて、今日は五年生の時の思い出 Part 1です。
五年生になると、日帰りの遠足だけではなく、2泊3日の移動教室がありました。
まずは、初夏の移動教室のお話からです。

新しいクラスも3ヶ月目に入り、みんな慣れてきた7月中旬、夏休みまであと少しという時に、五年生は、練馬区の施設で行われる移動教室に行きました。
総勢160人の生徒が、3日間の集団生活を送るというものです。
私は、田舎に1人で預けられたことはあったけど、集団生活は初めての経験です。
恐らく、殆どの子は1人でお泊まりもしたことがなかったのではないかと思います。
期待と不安が入り混じったスタートになりました。

初日は、母にお弁当を作ってもらい、朝早く学校に集合し、クラス毎に4台のバスに分乗して出発。
途中休憩しながら、下田まで8時間くらいのドライブ。
バスの中では、おやつを分け合って食べたり、皆で歌を歌ったり、しりとり、山手線ゲーム、なぞなぞなどのゲームをして、とても楽しく過ごせました。
私は車酔いをする方だったので、酔い止めの薬を飲まされ、一番前の席に座らされましたが、道中気持ち悪くなることもなく、無事に下田に到着しました。

宿に着いたら、まずはホールで開校式。
その後、男女別の決められた部屋に入り、同室の10人でじゃんけんをして、二段ベッドの場所を決めました。
その後、布団部屋から、敷布団、枕、敷布、毛布を運んで、各自の寝床を整えることになりましたが、布団の上げ下ろしをしたことが無い子が大半で!
家では、二段ベッドや1人用のベッドを使っていた子達は、布団は敷いたままで、畳んだことも無いと言うし、布団を使っていた子も、親が布団の上げ下げをしていると言うのです。
練馬に来て以来ずっと、親子3人分の布団の上げ下げをしてきた私にとっては、驚愕の事実でしたが、急遽「布団の敷き方教室」を開催することになり(笑)
ブーブー文句言いながらやる子もいましたが、私の部屋は見回りに来た先生方に「まずまずの出来栄え」と褒められ、皆ご満悦でした。

余談ですが、同じクラスのもう1つの部屋に、同室のみんなで見物に行ったのですが、惨憺たる状態で大笑い!
私と同室の子達総動員で「布団の敷き方教室」を開催したことは言うまでもありません(笑)

それが終わると、クラス毎にお風呂タイム。
お風呂は男女別れて2つあったので、1クラスあたり45分づつ。
私たちは3組だったのですが、初日は1組からスタートだったので3番目。
順番が来るまでは自由時間だったので、トランプ等をしながら待っていました。
銭湯で育ってきた私は、集団でお風呂に入ることに全く抵抗が無かったのですが、家のお風呂しか入ったことが無い子が多く、初めはみんなモジモジしていて(笑)
余談ですが、この時、大きな湯船に浸かることの気持ち良さを知ってしまった子もいて、東京に戻ってから、私と一緒に銭湯に行くようになった子もいました。

お風呂が終わると、食堂で夕食タイム。

これは給食の延長なので、特にトラブルもなく配膳し、食べ終わりました。
が、片付けは食器を下げるだけではなく「自分の食べた食器は、自分で洗う」ことになっており…
布団同様、家で「皿洗い」をした事のない子が殆どで、私はこの日2度目のカルチャーショックを受けました。
初めての子達は、食堂のおばさんに指導してもらいながら、ブーブー文句を言いながら自分の使った食器類の片付けをしていました。
皆にとっては、私が感じたショックとは、真逆のカルチャーショックだったのではないかと思います。

夕飯が終わると、ホールに集まってお楽しみ会。
各クラスで、事前に練習した「出し物」の発表会です。
私のクラスは、当時流行っていた「レインボーマン」の主題歌の替え歌を作り、みんなで合唱しました(笑)
お楽しみ会が終わると、歯磨きをして、9時に消灯。
布団に入り、真っ暗な部屋で「お化け」の話などをしているうちに、みんな寝落ちしていました。

翌朝は6時に起こされ、布団を一応整え、洗面を済ませてから、外でラジオ体操。それが終わると、食堂で朝ごはんタイム。
皿洗いは、前日に比べると、かなりスムーズになっていました(笑)

その後は、お弁当を持ってバスで水族館に行き、イルカ、アシカ、アザラシ、ペンギンのショーを観て、館内見学しました。

お昼前に海へ行き、そこでお弁当を食べてから、磯遊びタイム!
海に入るには少し早かったのが少し残念でしたが、砂浜でトンネル掘ったり、ヤドカリやカニを捕まえたり、貝殻を拾ったりして大はしゃぎしました。

宿に戻って、飯盒炊爨で夕飯の支度開始。
メニューは、お決まりのカレーとサラダ(笑)
1チーム10人編成で、各クラス4チームづつで作業開始。
危なっかしい手つきで野菜をカットし、カレーを作るチームと、米を研いでご飯を炊き、サラダを作るチームに分かれての共同作業です。
ご飯が焦げたとか、カレーがちょっと薄かったなどはご愛嬌(笑)
自分達で作ったご飯だから、それなりに美味しかった!
とはいえ、最後の片付けがとても大変だったのは、言うまでもありません。

移動教室2日目の夜は、やはりお決まりのキャンプファイヤーでした。
フォークダンスを踊ったり、歌を歌ったり。楽しかったなぁ。

3日目の朝も6時起床。
使った布団を畳んで片付け、洗面を済ませてからラジオ体操。
終わってからの朝ごはん。
食器を洗ってから荷造りして、お弁当を持ってバスに乗り、東京へ向かって出発しました。

途中、大倉山に寄ってお昼を食べて、一路東京へ。
帰りのバスは、皆疲れてお昼寝状態でした。
夕方、学校に到着し、校庭で閉校式をして解散しました。

初めての集団生活、3日だけだったからかもしれませんが、とても楽しく、良い思い出になりました。
翌年行くことになっている、日光の林間学校が楽しみだったなぁ。

〜続く。

今日はここまでです。
次回は、第24話:五年生 〜 遠足と移動教室 Part 2 に続きます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
またお会いしましょう♪

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