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西荻窪イタリアンの不思議(店リストあり)

ある種の変質的なイタリアン好きである私は、それゆえにレストランは結構選ぶ。一度行って自分的に残念なところには、その後基本的に行かない。あるいは、見た目やネットの情報で、ここは微妙、と思うところは入店すらしない。

で、本拠地の西荻窪で、どの店を選んで行っているか?なんぞをつづろうと調べてみたらいろいろ面白い事がわかり、記録しておこうと思った。

まず、以下が閉店した店を含む、西荻窪のイタリアンである。
(2024年末現在、基本、食べログ ベースのリスト)
で、自分の中の分類を以下のようにしてみた。

<分類>
◎ : 好きで頻繁に行く( 行っていた ) 
○ : 好きでたまに行く
△ : そこそこ好きで選択肢には入る 
× : 行った事があり多分もう行かない/入る気になれない
ー : 行ってみたいが行った事がない

1. farina bianca pizzeria ◎ (2005年~2012年)
https://blog.goo.ne.jp/doonikanarube/e/c52f464b946b055dbf482a0b116061cc
2. Trattoria shun ◎ (2013年~2017年)
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13187770/

3. ポモドーロ ( 1981年~ ) ー
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13006955/
4. 西荻RISE ( 2010年2月13日~ ) △
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13108788/
5. アヒルの空 ( 2010年2月~ ) ー
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13100655/
6. イタリア料理ゴローゾテツ ( 2011年4月12日~ ) ○
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13125644/
7. GINA ( 2012年8月1日~ ) △
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13144645/
8. ゴロシタ ( 2012年9月12日~ ) △
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13150958/
9. upim ( 2013年9月~ ) ○
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13165955/
10. osteria adagio ( 2014年3月22日~ ) ー
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13166275/
11. ロンディネ ( 2014年10月26日~ ) ○
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13175971/
12. ダ マサ da masa pizza al forno ( 2014年~ ) ○
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13177105/
13. チェルキオ ( 2015年5月11日~ ) △
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13182278/
14. CICLO ( 2016年1月28日~ ) ○
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13193818/
15. ピッツェリアバー 31 ( 2016年1月21日~ ) △
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13192066/
16. イタリア食堂 Shimaneko ( 2016年9月~ ) ○
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13200646/
17. サイゼリヤ西荻マイロード店 ( 2016年12月1日~ ) △
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13203030/
18. 小皿イタリアン&生パスタ 5感西荻窪店 ( 2017年3月17日~ ) △
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13208739/
19. シーエムツーメーカーズ Cm2 Makers ( 2017年11月23日~ ) △
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13216918/
20. da Rio ( 2018年2月15日~ ) ー
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13218793/
21. ワイン厨房たかはし ( 2018年4月1日~ ) △
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13220548/
22. ハガレ 西荻窪 ( 2018年6月26日~ ) △
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13223733/
23. ピッツェリアダマルコ ( 2018年10月1日~ ) △
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13227379/
24. ラ ヴォルペ ( 2020年3月11日~ ) ○
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13245358/
25. オステリアトレパッツィ ( 2020年6月7日~ ) ○
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13247396/
26. Braceria S ( 2021年7月10日~ ) ○
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13261020/
27. #18 ( 2022年11月15日~ ) △
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13278487/
28. LORO KITCHEN ( 2022年11月7日~ ) ×
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13278059/
29. Trattoria SPEAKEASY ( 2023年7月7日~ ) ×
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13287800/
30. 和伊バル Bilna ( 2023年8月8日~ ) ×
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13288149/
31. flat PASTA & COFFEE ( 2023年12月10日~ ) ×
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13292193/
32. iriaRu ( 2024年5月15日~ ) ○
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13296938/
33. DACCI mar de italia ( 2024年11月26日〜 ) ×
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13303782/

いやー、並べてみるとたくさんあるなーと思いつつ、気付いた事が1つある。ほとんどの店が閉店していない!2010年以降、純増数は 2店舗/年 以上のペースで、基本的に増加の一途を辿っているのだ。2005年開業の farina bianca pizzeria と 2013年開業の Trattoria shun 以外は、全て現在も営業している。(コロナ時の特殊な業態変化などを経て西荻窪を撤退したチェーン店である メリ プリンチペッサ 西荻窪店 は除く )その2店舗が、ご家庭の事情での閉店のようだったので、少なくともこの20年余りで経営不振で畳まれたと思われるイタリアンは、未だにゼロなのである。

西荻窪の年毎のイタリアン開業数

正直、西荻窪は飲食店激戦区で、店舗の入れ替わりが激しいと感じていたし、事実そんな傾向はあるように思うのだが、ことイタリアンについては、定着率が高い、という事がわかった。

そして、上記リスト、あくまでも私個人の評価・分類として、「◎○△×ー」を付けさせてもらったが、何のことはない「◎」を付けたのは閉店した2店舗であった。
単なるノスタルジーかと言うとそうでもなくて、次点の「○」が「◎」にならない決定的な理由は、ズバリ気軽さ、手軽さに尽きる。つまり、「○」の店舗は、値段も中身も”ご馳走”な店が多く、”頻繁に”通う感じの店ではない、という感触がある。実際、人気店で予約なしでふらっと行くのでは入れない店も多い。西荻窪は人気エリアで出店希望が多く、すなわち家賃相場が高いので、近年出店する店は経営のために客単価を高く設定する事になって来ているのであろう。価格抑えめでいて質がよい、俗にいう”コスパの良い”、店があったのを思い出すと少し寂しい気もするが、まあこればかりは土地柄しょうがないところか。
ただ、「○」の中にも、「◎」に近い店と「△」に近い店、といった幅はある。必ずしも、好きである=行く頻度が多くなる、ではなく、価格、距離、家族で行きやすそうか等、いろいろトータルなバランスで行く頻度には濃淡が出る。

「○」が丁度10店舗ある、というか、恣意的に10店舗に絞る事にした。必ずしも好きな順とか質のいい順、というのでもないが、これまでの実績で、あるいは実力や諸条件を鑑みて、感覚的に今後行く頻度が高くなりそうな順に並べてみる。並べてみると、まあ全部いい店だな、と思える。あらためて、西荻窪っていいところである。

01.ロンディネ
02.upim
03.iriaRu
04.CICLO
05.イタリア食堂 Shimaneko
06.オステリアトレパッツィ
07.Braceria S
08.イタリア料理ゴローゾテツ
09.ラ ヴォルペ
10.ダ マサ

また、「ー」マーク、”行ってみたいが行った事がない” が4つあるので、この辺をまずは制覇し、加えて、行く選択肢には入る「△」の店が良くなっている事もあるやもしれず、そんな情報をインプットしながらこのリストのUpdateは継続したい。【最終更新 2024.01.06】

最後に、非常に気掛かりな事がある。ご覧になるとお分かりかと思うが、直近 2022年末~2024年末にかけての2年間、私が「×」を付ける店の率が跳ね上がっている。もちろん、私見や好みによるところもあろうが、妻と訪問してみて意見交換しても同じ結果という店もあった。イタリアンに限らず、「最近の新規出店は自分にはフィットしない店が多いなあ」と、何となく漠然と思っていた。そして、イタリアンに絞ってリストしてみたら、その感覚がそれほど的外れでもなかったのだと改めて感じたところである。仮に私の感覚や評価が妥当であれば、ここ15~20年の不思議、西荻窪イタリアンの「ほとんどの店が閉店していない」純増状況に変化が表れるかもしれない。

地元西荻窪の「イタリアン」をまとめたから、「イタリアン×日本酒」を掲げる唎酒師的には、次回は日本酒な店でもまとめてみるか(って絞り方が難しいが・・・ま、気長に待たれたい)。


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