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心配症だった私

移住してきたころ、なかなかこちらになじめなかった長男。
私が、子供の心配が尽きない母親であったころ、
オーストラリアの小学校の担任の先生に、言われた大事な言葉があります。

お母さん、息子さんを信頼してあげてください。
彼は頑張ってるし、よくやっている。
お母さんが心配ばかりしていると、それが息子さんにも伝わって
僕、大丈夫じゃないのかなって思っちゃいますよ。

心配するのをやめると、(大丈夫?って聞くのをやめた)
息子も泣かなくなりました。

それでも懲りずに心配性は治らずでした。
娘が年ごろになったころ
「ママ、私を心配しないで、信頼して!」
と怒られたときもあります。

よく、
’あなたの為を思って心配してるのよ’
なんて言いますけど、あれ、うそですね。

心配するのは自分のためです。
その大切な人にもし、何かあったら
自分が辛いし、悲しいし、失うことが怖いし。。。
それ、自分の感情ですね。
ほしくない感情。

自分が辛いかもしれないけど、
悲しいかもしれないけど、怖いかもしれないけど
自分の感情だから、そう感じることがあったとしても
自分の責任なんですね。

自分の責任と腹をくくると、
心配な気持ちをぐっと飲みこんで
信頼することができるようになります。

そしてそれは自分を信じる力にもなっていくのです。

私は決していいお母さんでもなかったし、
完璧なんていうものがあるとしたら
ほど遠いお母さんであったと思うけど、
結果、育った子供たちをみて自信ができました。

育てたように子は育つというけれど、
よくやったね。と、肩をトントンと
叩ける自分がいます。








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