自分を愛する力を取り戻して
わたくし事ですが、若い頃は自責の念というのが、いつの間にか心に巣くっていていつも、申し訳ない、そんな気持ちをもっていたなあと思います。
日本のゴールデンウィーク中、日本のとあるカウンセリングの集中講座を受けてました。カウンセリング技術を上げる目的でしたが、がっつり自分と向き合う時間でした。
自分の生き辛さにもがいて、地を這うように生きていたころ
(と若い頃日記に記していた)AC (アダルトチルドレン)という概念を知り、とてもホッとしたのを覚えています。
もともとはアルコール依存症が家族にいて、と同時に共依存症の家族がいる機能不全家庭に育った、子供を生きられなかった子供、をアダルトチルドレンというのですが、現在の概念は依存症でなくとも、機能不全家庭に育った子供のことを指すそうです。
機能不全家庭で育つと、たいてい、「かわいそうな人」が家族にいます。多くの場合、両親のどちらか、です。両方かもしれません。
我慢して、耐えて一生懸命に自分たちを育ててくれます。とても苦労をして。
そしてその母親なり、父親なり、祖父母なり、苦労している人の力になりたいと、子供たちは素直にそう思います。が、多くの場合子供である故に非力で、助けることができません。
そこに、「お母さんを助けられなかった私」という罪悪感が発生します。自分は何もできない。と心のどこかで、申し訳ない気持ちと、助けられないふがいなさと、でいっぱいになり、「お母さん」があんなに苦労しているのに、自分だけ幸せになれない。なってはいけない。。。と自分が幸せになることを潜在的にやめます。
実はこれは私自身が、31年前に受けた、とあるセミナーで発見した自分の潜在意識でした。
自分が大嫌いで、自己肯定感のかけらもなく、いつ死んでもいい。くらいに思っていた自暴自棄だった時期から、自分を愛するという言葉に巡り合い、
自分自身に幸せになってもいいんだよ、と許可ができた時、幸せになってはいけないと思い込んでいたことに気が付けました。
その後とんとん拍子にことが運び同棲を経て2年後には結婚&子供を授かっていました。
今から思えば人生を大きく変えた気づきでした。もちろん、結婚、出産は人生のゴールではなくスタートに過ぎないのでその後も紆余曲折は、まあ色々続くのですが。
自分を愛するということが必要なんだと気が付けたからこそ、人生の基盤を作ることができました。
思い出してほしいのです。親のため、子供為、人の為と言っているとき、自己を犠牲にしてまでも尽くす時、我慢するのはなぜなのか?そこまでして行動する究極の目的は何だと問いかけてみてください。本当の奥底にある気持ちは自己愛ではなかったかと。
そこまでして、私たちは本当は自分を守りたい。赤ん坊の時に泣いて意思表示してほしい物を得たように。
自己中と、自分を愛する行動とは違うものです。
自分を愛する力とは生きていく力なのです。
苦しい時、悩みがある時、なりたい自分になれない時、自分の潜在意識に気が付くことで、変わっていけるということがあります。
そのお手伝いをしています。
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