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なんでも潜在意識のせいではない

昨日の噛みつきまくってる人の話の続きです。

最近の、なんでも潜在意識のせいにするのが腑に落ちない。

という思いがあっての潜在意識があるなんて証明されてない!という怒り発言だったのですが、そういう、彼女が怒る気持ちがわからない訳ではないんです。
ただ、すぐに怒る人だとわかっているし怒りを持った話方で周りの人は地雷を踏みたくないので黙ってしまう、そんな伝え方を鑑みて欲しいという気持ちからの記事でした。

直接言う?
怒ってる人にはまさに焼け石に水。。

多くのブログや本を読めば(Youtubeもしかり)
確かにそう潜在意識が変われば全てが変わると書いてある、言われている、と解釈してしまう人はいてもおかしくないと思います。要は書き方と、読み方(受け取りかた)のズレなのだと思うのです。

生まれた国、場所、家柄、性別、持って生まれた障がい。自分の努力ではどうにもならない宿命的なものも、潜在意識のせいなどとされるとやり切れない気持ちになりますね。持たざる者には優しくないし、過去、底辺を這うように懸命に生きていたときに言われたら、何があなたにわかるの?!と思ったと思います。

じゃーどうすればいいんじゃい?!
そういう事を軽はずみに言うなとも思いますね。最もだと思います。

で、恐らく書く方は、読者を想定して書いています。
カウンセリングは今ある心理的精神的問題の解決をする為、インナーチャイルド(心理学用語です)を癒したり、原因となる思考(ビリーフ)を探したりします。
コーチングはゴール設定して到達する為にマインドセットを変えていく時に
潜在意識を深掘りする事が有効な時もあります。そういう方を設定して書いているという事です。

決して今戦時下にいる人に自己責任(潜在意識責任)と言っていないはずだと思うのです。読解の誤差は書き手は埋められないと思います。
伝えたい対象に伝えようとしてあるもの、特にブログやKindle本など、個人の考えを述べているに過ぎないものが多いですし、それに共感する人はフォロワーとなるであろうし、そうでなければ「違う」と思えば良いだけです。
どの部分にどのように違うと思うのか反論はできるけれど、全部まるまる潜在意識なんてない!というのは極論に思います。
そしてそこには議論の余地もあるし、共感できる部分を探る事も出来ます。

でも最初から、「私は正しい」のゲームしかしない人や、やり込める事で承認を得たい人とは関わる事すら消耗してしまいます。議論にはなりません。

私自身は幼い頃から
貧富やジェンダーの差に不公平感を持ち、劣等感や無価値観と戦いながら、いつも心のどこかで怒っていました。
外国に住んで23年になりますが、人種差別も経験しています。
それがお前の潜在意識のせいだと言われると、は?
となるのはよくわかります。でも、私に向かって誰も「お前の潜在意識のせい」なんて言っていないのが事実です。

ただ私は自分の潜在的に持っていた怒りや苦しみに気がつけた、それが、劣等感や無価値観を手放しありたい自分に近づく一歩だっただけです。

そして潜在意識があるという考え方を嫌い、否定するのはあなたの自由です。

人の脳は見たいように見て、理解したいように理解する。

それが国という環境や文化で各々異なる背景は誰もが無意識下に持ち、その相違が元で戦争が起きているのならば、それは潜在意識の集合体のせいという事はできるのではと思います。

コーチングのセッションというのは個人への配慮を欠いた、上から目線で導くとか、教えるのではありません.クライアントの潜在意識を引き出す質問をして、それに気がつかれる事で好転するケースは多いのです。

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