【不安だとモノが増える】本当は何を恐れているのか
モノを多く持つことで得られる幸せを追い求める時代はもう終わっている。
このことはもうほとんど定説になってる。
人が握りしめたいのは本当はモノではない。
人が埋めたいものは一体なんでしょう。
人は本当は何一つ所有することなんてできません。
でも100均の小物でさえ買って家に持ち込んだとたんに「わたしのモノ」という所有欲が沸いて何かが満たされる感じがする。
それが一体何なのか、たいていは考えてみたこともないですよね。
今あるものはもともと持ってなかったものばかり。
けどたくさん持った後は手放すのが惜しくなる。
なんだか「失う」ような気がするから。
最初はなかったものやのに。
しかもそれがなくても困ってなかったようなものがほとんどやのに。
モノを処分してるときって自分が何を握りしめてるのかよくわかる。
本当はモノを捨てたいのにそうできないのは、不安だからなんですね。
本当はモノの問題ではないということなんです。
私は片付けのセミナーをしていた頃はよく言ってました。
「ハッキリ言うて皆さんの家にあるもんの8割は捨ててええもんです」と(笑)
これは笑いを取るために言っていたのもあるんだけど、まあまあ本当です。
なくても生きていけるものがほとんど。
皆さんほんまにいらんもんをようけお持ちです。
それでも手放しづらいのはやっぱりなんか損するような気がするから。
モノを大事にするのは当たり前のことで、本当にそうしたいならば最初から余計なものは持たないことです。
人間て不思議だよね。
得することより損する(失う)ことのほうがキライなんだもん。
本当は少ない方がとっても快適なんだけどね。