10年前の自分
10年前は何をしていたかな~と振り返ってみる
仕事に全力をそそぐ毎日 中堅となり責任ある仕事も任せられ、自由にチームをマネジメントしながら業績をのばしていた時期だった
新しい技術を学ぶため海外に出向き、それを持ち帰り日本のスタイルになじむよう標準化させ、社内に定着させることに奔走していた。 新しいことに触れることで好奇心が一層刺激され、ますます学びたい意欲が沸き上がり仕事を仕事と思わないくらい没頭していた。 業績を伸ばすために仕事のやり方を工夫していたわけではなく、真に良いと思った方向性で実直にやりこなしていくことで自然と後から結果がついてきた。
典型的な「土の時代」の流れに乗りに乗っていたようだ
時代の流れとタイミング、たまたま運よくそのポジションをまかせられたこと、協力してくれる仲間とチーム。いろいろな運命が相まってその時、その一瞬は光輝くもので何物にも代えがたい
特にチームビルディングにおいて、上下関係で管理される従来型のものを取っ払い、お互いの強みを生かし適材適所に配置した水平関係のチーム作りは学ぶことが多く確固たる自信が持てた。 仲間を尊重すること、お互いを尊敬することからチームつくりがスタートするのだ
この時の経験があったからこそ今の私がある。
「限界を越えたところがスタートライン」 嵐 相葉雅紀の言葉である
その当時、忙しくても乗り越えられない壁はないと奮闘していた私を後押ししてくれた言葉である。 ストレスと体力をすり減らし、業績アップが美徳とされる時代だった。 私も少し体育会的なところがあるので、「一定レベルのスキルを習得する」までは、できるだけ早く到達すべく努力しなければならないと思っている。 少なくとも仕事人生の中で1回位は死ぬほど頑張ってやり遂げる経験も良いものだろう
しかし、天井限りなく、ワークライフバランスを無視して身体に無理をし続けることとは違うと思う。 この相葉君の言葉は、忙しくても無理をし続けろという意味ではなく、自分が限界と線を引いてしまっては自分の視野や可能性を狭めてしまう。
自分のポテンシャルを信じて、今見ている世界から一歩出て外に広がる世界を見てみよう。そのためには自分が今できることを精一杯やるべきことをでしか、次のステージには上がれないんだよと言っているのだと、私は解釈している。