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「壁ドンは、アメリカでは通用しない」話

保育園日記:キスについて

昨日まで、食事の時間にはしっかりケーコ先生の横に必ず座っていた4歳のGちゃん。今日は、3歳の男の子二人D君とY君がぜひとも彼女Gちゃんの横に座りたいというので、私の向かい側に3人がピッタリくっついてサンドイッチ状態で座っていた。Dくんは、もう彼女にキスがしたくて仕方がない。顔を近づけてほっぺにチュッ。驚いた彼女は、手で顔を拭きながら、Yくんの方にもたれかかる。もたれかかられた方はまんざらではない。D君は、今度は唇に向かっていく。

Gちゃん:”NO!!"(ダメよ)
D君:"Why?!" (どうして?)
Gちゃん:"Because ...you are not my family. Not on the lips!" (だって、家族じゃないでしょ。家族でないと、唇にはキスしちゃ行けないのよ。)

さすが4歳児、はっきり自分の許容範囲を伝えました。

先生:”I think you should ask the person first, don't you think?"(お相手に許可を得てからにするべきじゃない?)
相手と自分の境界線(バウンダリー)を教える絶好のチャンスです。

お帰り前の絵本タイムも、座席争いがあったあと、D君はもう一度 "Can I kiss you?"(キスしていい?)とGちゃんに確認のアプローチ。
D君は、よく学んだ様子です。

Gちゃんからは、あっさり”NO!"と言い渡されていましたが、門の前で皆でグループハグしてました。
かわいい!

「壁ドン」と言う言葉があり、その行動や画像にときめく日本人もいると聞きますが、
女性も男性も、自分はどうしたいのかを発言し、お相手は許可だしできる文化を作っていくことをアメリカの幼稚園では、日常の中で学んでいきます。