離婚しても引越に元配偶者の同意が必要になるのが共同親権
離婚後共同親権というのは、離婚した後も子どものことは父母で決める、ということ。離婚するほどに関係性が悪化した父母が、色々な話し合いや情報共有をしあって決めなくてはならないのです。例えば子どもの居所=どこに住むか、は、同居親のみでは決められません。
家賃が高いから安いところに引っ越そうとか、職場の近くに引っ越そうとか、転職や親の介護のために引っ越そうとか、色々な理由で子連れ引越が必要な時、必ず元配偶者に同意を得ないといけなくて、同意を得られなければ家裁に申立をしなければならない。家裁が1か月以内くらいでてきぱき決めてくれるならまだ考えられるかもしれませんが、そんなことはあり得ないほど家裁は混んでいます。
転居といっても、同じマンションの隣の部屋、学区内の違うマンション、同じ市町村でも違う学区、違う市町村、県外、国外、と色々なレベルがあるわけですが、法務省答弁は「同じ学区内の転居でも元配偶者の同意が必要」というものでした。