50歳で、なんとなくの人生に終止符
結婚をし専業主婦になり、子どもが大きくなったらパートに出る
(1991年当時は、かなり多くの人がこのパターン)
そんな、専業主婦20年間とパートをなんとなくしていた私
でも、今は全く違う生き方をしています!
いったい何が起きたのか!?
|あれ?私50歳になってる
結婚と同時に専業主婦になり、子育てに集中していた私
気がついた時には、子どもが大学に入る時期になっていた
学校と塾に忙しかった息子、仕事がある旦那さん
ともに一度家を出たら12時間は家に帰らない
その間、私は家に居て誰とも話さない
そんな日々が続き、やばい!このままでは、親より先に私がボケてしまう!?と思うようになった
そこで、50歳手前の専業主婦歴20年の私がどこかで勤まるのか?とも思いもしたが、働くことにしてみた
無事に学習塾の事務パートでの仕事が始まった
自分で働いてお金をいただけるなんて久しぶりで
なんとなく自由感を味わったのも束の間
2年の月日が経った頃、事務という仕事に飽きてきた
同じことの繰り返しは、私の場合限界があった
しかも、50歳になっていた
人生100年時代なんてことをいわれ始めた時期
とはいえ、50歳って半分
私の人生このままでいいの?
死ぬ時に後悔するようなやり残したことはない?
そんなことを急に思った
ヤバイ!このままの生き方では悔いが残る
では、どうする?何をする?と考え始めた
|小さい頃になりたかった職業
私は、小さい頃からファッションに興味があった
小学生の頃に叔母が置いていったファッション雑誌から
こんな素敵な洋服を着れるお姉さんになるのを夢に思っていた
1人鏡の前でファッションショーをするほど
洋服の組み合わせや見え方も工夫するのが好き
そんな女の子だった
中学生の頃、一瞬スタイリストになりたいという夢を描いたが
結局その道に進もうとはしなかった
そして、50歳の私は、まだファッションのことが大好きだった
なのに、ファッションのことで何かをすることはないまま
このことは、後悔が絶対に残る
やっぱりファッションのことで何かをしたい!
そんな想いが沸々と湧いてきた
|ファッションの「似合う」を学ぼう
ファッションのことで、何かをしたいと思い始めた私
今からデザイン学校に行くのはなんか違う
アパレルで働くのも売り上げのため、似合わない人に「似合う」というのは辛い
そんな悩んでるところで、ファッションコンサルタントという言葉を耳にし始めた
似合うファッションのアドバイスをする人
これだ!これなら似合わない人に似合わないと言えるし
似合う人には、もちろん似合ってると言える笑
しかも若くもない私だからこそ
聞く耳を持ってもらえそうにも思えた
まず自分が、ファッションコンサルを受けてみた
やっぱりこの仕事をやってみたい
これは、私にもきっとできると思えた
心がどんどん動いていった
|スクールでの学び&帰りのご褒美
ほぼ住んでいる横浜から出ない生活を送っていた私が
講座を受けるために都内に行くことになった
決めた当初は、そんな遠くに行く自分を「できるのか?」とすら思っていた
今から考えれば、全然遠くもなかった笑
ただの思い込みで、横浜から都内は遠いという先入観だけでしかなかった
たまたま同じ方面から通う人が一緒で
学びの帰りにあちこちのカフェに寄り
その日の復習の話や洋服の話で盛り上がった
そんな仲間との時間を持つことも、すごく久しぶりだった
ちょうどパンケーキが流行り出した頃で、あちこち食べ歩き
講座のある日は、自分にとってご褒美デーでもあった
新たなたくさんの学びを終え
無事に講座を合格する頃には、50歳を少し過ぎていた
|ファッションコンサルタントとして
いよいよ自分がファッションコンサルタントとして
似合うファッションのアドバイスができるようになった
サロン探しや自分のサービスを知ってもらうためのホームページ作成
できることはとにかく自分でやってみた
なかなか見つからないサロン探しに挫けそうになったり
初めて作るホームページに朝から晩までパソコンに向かったりもした
でも、それがつらくもなく、できないかもしれない!?
そういう思いは不思議となかった
なぜかよくわからないけれど、できる自分しかなく
人にファッションアドバイスをしている自分がちゃんと見えていた
おかげで、素敵なサロンも見つかりホームページもできた
さらにパーソナルカラー診断・骨格診断という言葉が一般的に広がり
ファッションコンサルを受けてくださる方も徐々に増えていった
・何を着ればいいのかわからない
・こんな風にみられたいんです
・変わりたいんです!
などなど、その方の思いはいろいろ
目の前にいる方が、こんな装いになったら
とても素敵で輝いて見える
その映像が、私の頭にはしっかり見える
それを言語化してわかりやすく伝える
「なるほど!」と思った時のお客様の顔が、笑顔に変わる
その瞬間が、たまらなく好き
楽しい時間でしたと見送る時の喜びは、いつも私に元気をくれる
50歳の時に、立ち止まって自分の人生を考えてみた
その時には、全く想像もしていなかったことが起きている
まさか自分が起業するなんて思ってもいなかったし
素敵なお客様や仲間に出会えてるとも思っていなかった
できることなのか、できないことなのか
頭で考え始めたら、できない理由の方が多そうに思える
できない理由は探さなかった
ただただやりたいからやってみる!
それだけで動いた
やるかやらないか?の選択で
私は、やるを選択した
ただただそれだけ
今、60歳を手前にして、本当にその時の自分を褒めてあげたい
あの時、ちゃんと自分の人生を見つめ直せて偉かったね
あれから自分の人生楽しいよ!
このまま楽しく最期まで生きていくよ!
なんて思えています