ただ信じるだけでいい
私が自分の進む道のひとつとして「コーチ」になりたいと思ったのは理由があります。
いつになっても、どんなときでも、「信じること」が最も大切であると私自身が知っているからです。
家族や周囲のひと、見知らぬひと、そして自分を信じてここまで生きてきました。
まだ幼くて、自分というものを見つけられていないとき、盲目的に信じすぎてしまったり、依存と愛情と信じることを混同したりして、とても傷ついたこともありました。痛い目にあったこともありました。しかもなんどもです。でも私は信じることをやめませんでした。自分を、そして「ひと」を信じることを。
やめられなかったというほうが正しいかもしれません。私には信じることしかできなかった。乗り越えるために、自分と未来を信じるしかなかった。自ら、そんなぎりぎりの崖っぷちを歩くような人生を歩んできた気がします。信じてほしいから、自分から信じたのかもしれません。
信じることで、ひとは大きな一歩を踏み出すことができます。信じることで、それ以前にはない大きな力を得ることもできます。
傷つき疲れ果てたときに、「ひとを信じること」を思い出してなんども立ち上がってきました。それによって失ったものもあったと思います。でも最終的には時間がかかっても「あのとき信じてよかった」と思える結果になりました。
このことは私にさらなる確信を与えました。「ひとを信じる」ことで生まれる無限の力を信じることが、さらにできるようになりました。そうこうするうちに、余計なものを脱ぎ捨て、自分の生き方の指針のひとつとしてみつけたシンプルなものがあります。
「ただ信じるだけでいい」
クライアントさんの無限の可能性を信じるコーチ。揺るぎない自信をもって可能性を、在り方そのものをどこまでも信じ続ける。そんな人がそばにいることのとてつもない安心感と、その安心感から生まれる無限の力を知ってほしい。そんな想いが私を「コーチ」という仕事にかきたてます。
私の尊敬する先生のひとり、原田隆史先生のお言葉「仕事と思うな!人生と思え!」。まさにその通り、コーチという仕事は私の人生そのものだなと実感しています。そしていま、その仕事に就ける幸運と幸せに日々感謝しています。
※写真は大好きなコーチでもあり友人でもある方と一緒にみつけた、私のビジョンのひとつの風景。人生の自由な航海に、一緒に出てみませんか。