「人と関わるときに感じる課題感と学びについて」のアンケートを実施しました
2024年の大きなチャレンジのうちのひとつ。
それは私の人生経験のすべてを集約した「対話力を育てる」プログラムをつくること。
詳しくは後述しますが、その講座開発の参考とするため、今回アンケートを実施し調査をすることにしました。
アンケートに回答くださったみなさま、ありがとうございました。またアンケートの拡散にご協力くださったみなさまもありがとうございました。
事前にお伝えしていましたように、回答いただいた内容を個人が特定できない形で公開いたします。みなさまの何かのお役に立てれば幸いです。
1、 アンケートの目的と背景
現在、「自分らしいコーチング的対話力を身につけることで、本当に望む関わりができるようになること」をゴールとするプログラムの開発を行っています。
このプログラムは一方的な座学ではなく、対話と体験を大切にしています。
プログラム後半の実践パートでは、より現場や実務に即した練習を組み込んでいます。その設計の参考とするため「人との関わり」においてどのような課題感や学びのニーズがあるのかを調査したく、アンケートを企画しました。
また併せて、プロコーチのひとりとして、「コーチング」というものに対する認知度を知り、真摯に受け取った上で今後の活動に参考にしたいという目的もあります。
2、 アンケートの概要
名称:人と関わるときに感じる課題感と学びについてのアンケート
実施方法:インターネット調査(X、Facebook、LinkedInにて協力を依頼)
実施期間:2024年3月18日(月)~2024年3月24日(日)
回答数:46件
3、 調査結果
1) 回答者属性
「回答者の年齢層」
私のつながりの方が多く回答くださったからか、30代から50代の方のご回答がメインとなりました。
「回答者の性別」
「回答者の職業」
副業、複業されている方もいるため、複数回答可能としまました。
「回答者の具体的な仕事内容」
本項目は任意回答ではありましたが、多くの方が回答くださいました。一部をご紹介します。
2) 普段人と関わる頻度や、課題感について
「仕事においてどの程度人と「話す」機会があるか」
「毎日」社内外で話す機会がある方が56.6%、週に何度か話す機会がある方が37%で、93.6%の方がかなり話す機会があることがわかりました。
「家族や友達、学校や地域のコミュニティなど、「仕事以外」でどの程度人と「話す」機会があるか」
97.8%の方が、かなり話す機会があることがわかりました。
「人と関わる時に感じている課題」
「相手の考えが気になってしまう」「発表の場が苦手」「自分の意見を言えずに我慢してしまう」が上位になりました。一方で「課題は特に感じていない」という方は15%おられました。総回答数は80項目でしたので、複数の課題感を感じている方が多いことがわかりました。
「その他」にも多くの課題を書いていただきました。一部をご紹介します。「(誤解も含む)伝わらなさ」や「伝えることへの苦手感」などに加え、環境要因での難しさをお感じの方もおられるようでした。
「人と関わる時、こうなれたらいいなと思う状態」
「人の成長をサポートできるようになりたい」を筆頭に「ネガティブなこともはっきり言えるようになりたい」「どのような場面でも自分らしくふるまいたい」が上位となりました。
総回答数は113項目でした。ほとんど全員の方が複数項目を選択されていました。一つ前の課題感で総回答数が80項目だったことを考えると、課題よりも「こうありたい」という願いがより具体的であることがわかります。
「その他」にはこのようなお声がありました。心からの願いを感じて胸にぐっと迫るものがありました。
3) コーチングについてどの程度知っているか、学びについての興味関心
「コーチングのことはどの程度知っているか」
最後のパートでは、コーチングや学びについてお伺いしました。
コーチングを「学んだのでよく知っている」「受けたことがあるのである程度知っている」方が半数以上でした。ここは私自身がコーチでもあるため、コーチつながりの方が多く回答くださっていることも影響していると捉えています。
「その他」にはこのようなお声がありました。私の問いの精度の問題もあって、多少知っているという方の回答がうまく拾えなかったのかなと振り返りました。
「コーチング的な対話の必要性をどの程度感じてるか」
ここでいうコーチング的な対話とは、仕事や日常で活用できるコーチングの基礎スキルを用いた「聴く、受け取り認める、問いかける」などの関わりを指しています。プロのコーチが提供しているようなコーチングセッションのことではありません。
回答くださった全員が、「とても感じている」「時々感じる」と回答いただきました。
「人との関わり方やコミュニケーションについて、何か自分なりに学んでいるかどうか」
89%の方が、すでに何らかの方法で学んでいる(学んだ)という結果になりました。課題に対しアクションをすでに起こしている方が多いのは素晴らしいと感じます。
「その他」にはこのようなお声がありました。座学やインプットのみではなく、実務を通して学ばれたり、上司の関わりから学んでいる方がおられたのは印象的でした。
「現在準備中の「自分らしさを知り、基礎的な対話力を身につけて、本当に望む関わりができるようになる」ことをゴールにした、学びのプログラムへの興味関心」
最後に、現在私が開発している講座について、現時点でどの程度の興味があるかお聞きしました。
15.2%の方が「興味があり、学んでみたい」、60.9%の方が「興味がある(学んでみたいかどうかはわからない)」と回答くださいました。
さらに「その他」にはこのようなお声がありました。
また、合計12名の方が、講座の一般募集の際の個別案内を希望してくださいました。この方々には時期が来ましたら改めてお知らせをさせていただきます。
4、まとめとお知らせ
今回はSNSでのご協力依頼で、コーチという仕事をしている私の周辺の方が回答くださったと思います。また「人と関わるときに感じる課題感と学びについて」というアンケート名に興味のない方は回答されなかったと思いますので、その点もふまえ、偏りのない視点で結果を見る必要があると考えています。
この前提のうえで結果全体を見てわかることはこのような内容でした。
メッセージアプリやさまざまなツールが選べる現在も、人と「話す」「関わる」機会がとても多く、だからこその課題や、「こうありたい」という思いが溢れている、そのように感じました。
また課題や困りごとに対し、さまざまな方法で学びという行動を起こしている方が多かったのも印象的でした。
私も、自分の深いところに根差した課題感や、こうありたいという願いを胸に生きる一人の人間として、とても共感できる結果でしたし、ありたい姿を実現するためのさまざまなサポート、伴走の仕組みを考えていきたい。そのために学び、挑戦を続けていきたい。そのように改めて決意する結果となりました。
あらためてご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。
プログラム「Just Be You」について
現在、インターネットの情報や書籍、YouTubeなどの動画で、「スキル」や「マインドセット」についていくらでも学べる方法があります。
ただ理解度・学習度には段階があります。
「わかる=理解している」から「できる=実践できる」に進化・深化するためには「やってみる=練習」という行動が必ず必要です。
コミュニケーションスキルのように相手が生身の人間である場合は、学んだことを型通りに練習しても思うような結果にならないことがほとんどです。そのため「フィードバックをもらう」と「そのうえでくりかえし練習し続ける」ことが大切です。
現在私が開発しているプログラム「Just Be You」は、今回のアンケートでおきかせいただいた課題感、ありたい姿を実現するための、マンツーマンの学びのプログラムです。
現在プログラムは準備中で2024年4月からの募集開始を予定しています。
今回のアンケートで「案内を希望する」とお申し出いただいた方には、一般募集開始の前に個別にご案内をさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。もしよかったら、感想や気づきなど残していただけると励みになります。