寒入
『寒の入り 音ない朝に凍りつく川を見守るたんぽぽ一輪』
小寒が来て、寒さが厳しくなった。
今朝は音がなく静かだ。
寒さに鳥の数も少なく、散歩する人もまばら。
いつもの公園にも音がない。
ふと見ると、川が凍っている。音のない原因がここにあった。
いつもたくさんいた鴨たちもどこかへ移動したらしい。
寒に入ると、草花は霜で枯れて、色も少なくなる。
そんな中、川原の土手に一輪のたんぽぽを見つけた。
こんなに寒いのに、朝陽に向かって咲いている!えらい!
先日の守屋さんの短歌にもあったけど、こんなに寒くても咲くんだなぁと、感心する。
「寒いよぉ〜」なんて嘆いていられない。たんぽぽに勇気をもらい、今朝も元気に歩いた。
皆さんも寒さに負けずに、お過ごしください。