来訪者
『寒空に友を呼ぶ声 初めての来訪者に戸惑う我が猫』
曇り空の寒い朝、畑は霜が降りて真っ白だった。
我が家のねこは家の中でぬくぬくと外を眺めている。
視線がずっと止まっている。 なんだろう?
その先にいたのは、塀の上のねこ。
今まで見た事がない。
「どこから来たの?」と尋ねると、かわいい声で「にゃぁ」とお返事する。
首輪が着いているから、ご近所さんだろう。
我がねこは、しばらくじっと見ていたが、「寒いから、まぁいいや。」と言わんばかりに寝床へ行った。
我が家のねこは、あまり興味がないらしい。
外のねこは、それからしばらくそこにいた。
寒いのにわざわざ訪ねてきて、知らん顔されるとは… 我がねこのご無礼をお許しくださいませ。
もしかすると、我がねこもご近所さんへ出掛けては同じことをしているのかもしれない。
ねこの世界を覗いてみたくなった。
みなさん、今日も寒いので暖かくしてお過ごしください。