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Voicyからの英語表現〜日本語の「メモ」を英語で言うと?

毎日配信しているVoicyで出てきた英単語や表現をご紹介します。

配信は日本語でお送りしていますが、「こんなときは英語で〇〇って言うんですよね」と思わず語ってしまうことがあります。そんな言葉をピックアップして書き留めておきます。

ご紹介する言葉は、英語で会話をしていると頻繁に出てくるものです。ニュアンスや使い方のシチュエーションをつかむ手掛かりにして頂けたら嬉しいです。

今日の配信

同時通訳やコーチングをしているときに、私がどんな風にメモをとっているのか聴いてみたいというリクエストを頂きましたので、今日のVoicyではメモのとり方についてお話しています。

実際にどんなメモをとっているのか写真を載せようと思ったのですが、実物はあまりに汚くて恥ずかしいので写真の掲載は辞めにしました😅
その代わりと言っては何ですが、カタカナ英語にもなっている「メモ」という言葉を英語力で使うときにの解説をしています。

【2024年01月09日 12:00配信予定】
「メモ」は英語で"memo"じゃないの?〜同時通訳者/コーチのメモの取り方 - 田中慶子(同時通訳・英語コーチ)
https://r.voicy.jp/jwmYdvebK1a
#Voicy

英語の"memo"は日本語の「メモ」よりもフォーマル?

英語の"memo"は"memorandum"の略語です。契約などに出てくる言葉「覚書」も"memorandum"という言葉を使うなど、"memo"にはフォーマル感があるというか「他者と共有することを前提に書かれた文書」というニュアンスを感じさせます。

語感は常に個人差があるものではありますが、私は日本語(カタカナ英語)の「メモ」には、「自分のために書き留めておく(人に見せる前提ではない)」というニュアンスを感じるので、英語とカタカナ英語ではズレを感じますね。

日本語の「メモ」は、英語では"memo"よりも"note"の方が近い印象です。例えば、日本語の「メモする」は、英語の"take a note"にかなり近い気がします。英語の"note"は"memo(memorundum)”よりも、ずっとフォーマル感が弱く、「ちょっとした(大した重要性を持たない)文章」というニュアンスで使うことが多いと感じます。

例えば、メールなどのメッセージを書くときに「I wanted to drop a note.」と書き始めることがあるのですが、これは「特に重大な用事はないのだけれどメッセージしました」というような、「大したことない感」を出したいときに使う表現です。

"note"の使い方は、他にも"Please note〜"(ご留意ください)などもあります。"take a note"は、「(自分のために)書き留めておく」という意味ですが、それを"Please"と相手に向かって使うときには、相手に「気に留めておいてください」という意味になりますね。

ちょっと長くなりましたが、こうして書いてみると、日本語でカタカナ英語として使われている「メモ」は、英語の"memo(memorandum)"とはニュアンスが違って使われているようです。

それでは、ごきげんよう♪


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