エネルギーの交換
自分じゃない誰かが作ったご飯が食べたくなる時、
それはエネルギーをいただきたいからなのかなと思う。
前に、
私が作ったパンを渡して、
その代わりに「風の谷工房」さんが作ったお菓子をいただいて、
物々交換した時、
「エネルギーの交換だね」
と
さりげなく言われて、ハッとした。
そうだ、
食べ物ってエネルギーなんだって。
自分のエネルギーを使って、
エネルギーを込めて作る。
作った食べ物を通じてエネルギーが伝わって、
物理的にはもちろん、心も満たされるんだって。
だから食べる物はなんだって言いわけではなくて、
ちゃんとエネルギーの入った、
人が作ったものを食べることってとっても大事なんだなって。
そういう意味で考えると、
「おにぎり」って最高のパワーフードだと思う。
だって一番エネルギーが出ている手で握るんだもん。
そう思うと衛生面が気になるからってラップを挟んだらもったいない!(笑)
お寿司屋さんの寿司職人さんだってそう、
回転寿司にはない魅力は人が一つ一つ手で握るところなんじゃないかと。
そこには手から伝わるエネルギーがあるから。
そう思うと日本が誇る寿司や、おにぎりってすごいなって思う。
はたしてパンはどうかな?
パンも流石に今はお店では量が多いので手ごねはできないけど、
パンチや分割で手を入れて、
成形で手を加えて、
握りこそしないものの、
丸める時にはエネルギーを入れられるもの。
今日のパンはちゃんとエネルギーを込められたかな。
機械のように淡々と作るのではなく、
一つ一つ手でエネルギーを込めて作れる。
そんな仕事ができることって幸せだなって思う営業を終えた夜です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?