
優しい手
すっかり秋めいた今日この頃。
この季節は、特にお風呂に入るのが気持ちいい。
いつものように、子供を頭から足まで洗って綺麗にし、湯船に入れたあと、自分も綺麗に…っと思い、身体を洗っていたところ、「ママ、背中洗ってあげる♡」っと娘から嬉しい言葉を貰った。折角なので「お願〜い♡」っとお願いしてみた。
娘自身も嬉しかったようで、自信溢れる顔で、「いいよ♡」っと言い、ボディーソープを自分の手に付け、撫でるように優しく私の背中をで洗ってくれた。その手は、想像もしていないほど小さく、そして暖かかった。
衝撃的だった。子供の手は、こんなにも優しく暖かいのか!!!
日々の忙しさにかまけて、大事な事を思い出させてくれた時間だった。
2020年はコロナもあり、毎日があっという間に過ぎ去っている。この調子で行くと、子供はあっという間に大きくなっていくだろう。
確かに、子供との時間は、仕事では味わえないハプニングの連続だ。日常茶飯事の様にハプニングが続くと、時にお腹いっぱいに感じたり、また時に愛おしく感じる。しかし、この貴重な時間は二度と取り戻す事はできない。以前、保育園の先生に、『子供達は、ご両親に甘えたくて、注意を引こうと駄々を捏ねたりします。しかし、今ほど手が掛かかる時間が、この先も一生続くわけではないです。是非、この貴重な時間を楽しんでください♡』と教えてもらった事を思いだす。
この先、どんなことがあるか、誰にもわからない。だからこそ、子供との時間を大切にし、子供のお陰で出会えた人達との関わりも大事にしていこう。