ロジックモデルを定義し、アウトカムを意識できる組織へ
株式会社ライトライトでデザイナーをしているお塩です。事業承継マッチングプラットフォーム relay(リレイ)をデザインしています。
ここ最近、Xでもよく"アウトカム"と言う言葉を耳にするようになりました。
↑大阪•関西万博のデザインシステムCD•ADや、Kyashのデザイン責任者をされている引地さんがアウトカムについて語られている良ポスト
弊社では、段階に分けた複数のアウトカムを定義しています。
relayのめざす社会的な成果(最終アウトカム)、辿り着くための道筋(直接アウトカム・中間アウトカム)。これらを全メンバーが把握できるように可視化しました。
先日可視化したロジックモデルをXで投稿したところ、数多くのいいね&ブックマークをいただき、注目されている方がたくさんいるんだなぁと。
ロジックモデルを定義し可視化しておくと、組織の一体感が増し、プロダクト開発でもとても役立つと感じています。今回は私が感じたメリットをまとめてみました。
ロジックモデルを定義するメリット
組織全員が同じ向きを向く
MISSIONやVISIONを定義している組織は多いと思います。ただ、これだけでは大きな目標は掲げられていますが道筋が全くわかりません。
登山に例えると、超巨大な山を登るのに地図がなく(もしくはリーダーだけが地図を持ってる)とりあえず頂上目指して行ってみっか!と歩きはじめる感じです。そのような状況では「こっちの道を行くべきじゃないか。」と言うメンバーが現れたり、途中目標となる○号目もわからないので疲弊し連携が乱れます。
ロジックモデルを定義し可視化することは、超巨大な山を目の前にまずは作戦会議をして登り方を決めることです。途中目標となる○号目も決めます。そして全員が地図を持ち出発します。そうするとどうでしょうか?連携は乱れず、途中目標となる○号目をまずは目指そう!と歩き始めることができるのです。
脇道に逸れた施策をしなくなる
ロジックモデルを作ると、思いつきで行動を変えることが減ります。
謎な機能追加ばかりしてプロダクトが迷走することはよくありますが、このようなことが減ると思います。
もちろんロジックモデルは絶対変更不可なものではありません。VUCAの時代は素早く道を変えることも大切。
ロジックモデルはあくまで登り方の仮説なので変えることができます。弊社も、改めてロジックモデルをブラッシュアップしている最中です。
立ち戻れる指針となる
『会員登録数を単月で2倍にしてください。』これは私が今年取り組んだ施策ですが、単月で2倍にするための施策を検討するうちに『会員登録数を単月で2倍にする』が目標にすり替わることがあるなと思っています。
しかし、ロジックモデルがあると『会員登録数を単月で2倍にする』はアウトプットであり直接アウトカムを達成するために必要なアクションなんだと立ち戻れます。
そして直接アウトカムを達成することが最終アウトカムに繋がり、我々のMISSIONに繋がるんだ。と理想の未来を見据えた上で施策に取り組むことができると感じています。
ロジックモデル / アウトカムに関する資料
これは私がロジックモデルを可視化する際に、ロジックモデルやアウトカム理解のために読んだ資料です。結構わかりやすかったのでリンク貼っておきます!
relayはデザイナー募集中!
改めて我々のロジックモデルを貼っておきます。
デザイナーとして、アウトプットではなくアウトカムを意識しながら仕事に取り組みたい方、自分のスキルを地域や社会に還元したい方、ぜひrelayで一緒に働きませんか?
基本フルリモートなので、年齢や経験、居住地域は問いません。興味のある方はぜひ見てみてください〜(^^)
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